フローレ鴨川ショッピングセンター(フローレかもがわショッピングセンター)は千葉県鴨川市横渚[1]973-1番地に位置するショッピングセンター。
概要
JR東日本安房鴨川駅の西口に出店している[1]。
1991年(平成3年)に地元商店主らが出資して設立した「鴨川ショッピングセンター」によって開発・運営されていた[1]。
核店舗は扇屋ジャスコ鴨川店で開業したが[2]、1999年(平成11年)8月21日に扇屋ジャスコがジャスコ本体に吸収合併されて[3]ジャスコ鴨川店となり、2011年(平成23年)3月1日にジャスコの店名がイオンに統一されるのに伴い[4]、イオン鴨川店となっていた[1]。
「フローレ」とはフランス語で小さい花と言う意味であり、外壁にもそのマークがある。
駅前で印鑑証明などの行政サービスやボウリング場などの娯楽・行政機能も併設したショッピングセンターであったため[2]、駅の待合時間の余暇利用客や周辺住民の買い物の場として休日は1階を中心に賑っていた。
しかし、市内に競合店が進出することで客足や売上が伸び悩み[1]、2005年(平成17年)には店内の大規模改装[5]、2008年から2009年にかけてはテナントの入れ替えを行った[6]。
さらに、2011年(平成23年)に発生した東日本大震災の影響で南房総に来る観光客や地元客の購買の減少によりテナント撤退が相次ぐことになった[1]。
その結果、運営母体の「鴨川ショッピングセンター」が負債総額約6.1億円を抱えて民事再生法の適用申請を行って保全命令を受けることになった[1][7]。負債は約6億1000万円に上りながらも、テナントの営業は継続する予定[8]であったが、再び2012年にかけて営業不振によりテナントの撤退が相次いでいる[9]。
営業自体は民事再生法の適用申請で停止せず継続された[1]。
階 |
フロア概要
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RF
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屋上駐車場
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6F
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屋内駐車場
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5F
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屋内駐車場
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4F
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レジャーとレストランのフロア
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3F
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住まいのフロア
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2F
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ファッションのフロア
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1F
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食品と日用品のフロア
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沿革
店舗
- イオン鴨川店(総合スーパー)[1]-1~3階
- わかしお市場(総合食料品取扱い)-1階
- 主な専門店
など。他店に関しては公式サイトを参照。
営業時間
- イオン1階:8時 - 23時
- イオン2・3階:9時 - 20時
- 専門店街:10時 - 20時
- わかしお市場 : 9時 - 20時
- アミューズメントシティラクゾー:10時 - 22時
- ティックタックワールド:10時 - 22時
- 立体駐車場:9時 - 23時
交通
その他
- 駐車場の屋上は閉鎖されているが、満車時の臨時駐車場として使用されるほか、津波等の災害避難所としても使用されることになっている。
- 主に、1階のエスカレーターとレジに挟まれたセントラルコートで催事を開催(毎年11月(開店月)にフローレ祭りを実施など)。
- 当SC開店前、敷地内に市道があった。その市道を廃道にする代わりに東側の土地を市に譲渡、市営駐車場とすることと、4階に市民サービスセンターを開設することなど、鴨川市との交換条件もあった[10]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “鴨川SCが再生法申請 負債額6億円”. 房日新聞 (房州日々新聞社). (2011年8月4日)
- ^ a b c d e “扇屋ジャスコ、27日「フローレ鴨川」オープン”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1992年11月16日)
- ^ “シャスコグループ再編で「扇屋」称号姿消す”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1999年8月25日)
- ^ “地域密着型のイオンへ/高松サティで「入社式」”. 四国新聞(四国新聞社).(2011年3月1日)
- ^ 4階ミーツ閉店にともないチックタックワールド拡張、3階ダイソー開店。3階(子ども用品売場)を2階に移転。
- ^ 4階レストラン・ボウリング場・ゲームセンター、3階書店(鴨川書店の撤退、未来屋書店の入居)、1階フードコートの入れ替え。
- ^ a b (株)鴨川ショッピングセンター/民事再生申請
- ^ a b 鴨川SCが再生法申請 負債額6億円
- ^ 1階フードコート全面撤退をはじめ、テナントの半数が撤退し、専門店数が当初の50から半分の26へ減少した。
- ^ 鴨川市議会ログからの情報
関連項目
外部サイト