フランク・クラーク
フランク・ドミニック・クラーク(Frank Dominick Clark, 1993年6月14日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ベーカーズフィールド出身のプロアメリカンフットボール選手。ポジションはディフェンシブエンド。愛称はザ・シャーク(The Shark)。 経歴カレッジミシガン大学では3年目の2013年シーズンにオールビッグ10セカンドチームに選出されるなど活躍したが、2014年にガールフレンドへのDV容疑で逮捕され、チームから離脱した(後述)[1]。 シアトル・シーホークス2015年のNFLドラフトにて全体63位でシアトル・シーホークスから指名され、その後ルーキー契約を結んだ。 2015年シーズンは控えとして15試合に出場した。チームは連覇を目指して2年連続でスーパーボウルに出場したが、ニューイングランド・ペイトリオッツに敗れた。 2017年シーズンから先発に定着し、32タックル、9サックを記録した。 2018年シーズンは41タックル、13サックを記録した[2]。 2019年3月4日にシーホークスからフランチャイズタグを指定された。 カンザスシティ・チーフス2019年4月23日に、2019年のNFLドラフトの1巡目と3巡目の指名権、2020年のNFLドラフトの2巡目指名権とのトレードでカンザスシティ・チーフスへ移籍し、直後にチーフスと5年総額1億500万ドルの契約延長に合意した[3]。 2019年シーズンは37タックル、8サックを記録し、自身初となるプロボウルに選出された。プレーオフではディビジョナル・ラウンドのヒューストン・テキサンズ戦でデショーン・ワトソンからサックを記録し、続くAFCチャンピオンシップのテネシー・タイタンズ戦ではライアン・タネヒルから勝利を決定付けるサックを記録した[4]。スーパーボウルではサンフランシスコ・49ersと対戦し、第4Qにジミー・ガロポロからサックを記録。チームも勝利し、自身初のスーパーボウル制覇となった[5]。 2020年シーズンは29タックル、6サックを記録し、2年連続でプロボウルに選出された。チームは連覇を目指して2年連続でスーパーボウルに出場し、タンパベイ・バッカニアーズと対戦。トム・ブレイディからサックを記録したが、試合には敗れた[6]。 2021年シーズンは22タックル、4.5サックを記録し、3年連続でプロボウルに選出された。 2022年シーズン、第7週の49ers戦でキャリア初となるセイフティを務め、ガロポロからサックを記録した。その2日後、2021年6月に逮捕された影響で2試合の出場停止処分を受けた[7]。プレーオフではディビジョナル・ラウンドのジャクソンビル・ジャガーズ戦でトレバー・ローレンスからサックを記録し、AFCチャンピオンシップのシンシナティ・ベンガルズ戦ではジョー・バロウから2.5サックを記録し、勝利に貢献。2年ぶりに出場したスーパーボウルではフィラデルフィア・イーグルスに勝利し、自身2度目のスーパーボウル制覇となった。 オフに契約再構築の交渉が難航し、2023年3月7日に契約をあと1年残しながらも自由契約となった[8]。 不祥事大学時代の2012年に家宅侵入罪で逮捕された[9]。 同じく大学時代の2014年にホテルでガールフレンドと口論になり、DV容疑で逮捕された。350ドルの罰金と3日間の禁錮刑が下され、チームから離脱した[1]。 2021年6月20日に銃火器の不法所持により逮捕された。保釈金を支払い釈放されたが、同年3月にも同様の罪で逮捕されていたことが発覚。これにより起訴され、最大3年間の禁錮刑が下される可能性もあったが、2022年9月8日に1年間の保護観察処分となった[10]。 詳細情報年度別成績
レギュラーシーズン
ポストシーズン
脚注
外部リンク
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