フラム2
フラム2(Fram2)はマルタの起業家チュン・ワン(王春)に代わってスペースXが運用する低軌道へのクルードラゴン宇宙船の有人宇宙ミッション。このミッションは、極地上を通過する初めての有人ミッションとなる。2024年に発表されたこのミッションでは科学関連ペイロードとともに2名の女性と2名の男性を軌道へと送り、3日から5日の間軌道上に留まることになっている。このミッションは、残り3名のクルーの選択も行ったワンによって完全に資金が調達されている[1][2]。 クルー
ミッション極地探検船のフラム号にちなんでフラム2と名づけられたこのミッションでは主に地球の極地と、その宇宙環境についての研究を行う。このミッションは宇宙ステーションにドッキングしないクルードラゴン宇宙船の自由飛行ミッションである。使用する宇宙船は宇宙船は、アーネスト・シャクルトンの南極探検船と同名のエンデュランスが選ばれた。宇宙船にはインスピレーション4で使用したパノラマキューポラが装備される。ミッションは最適な南極大陸の観察を可能とするために12月の至点近くの2024年後半に計画されている。打ち上げはフロリダのケネディ宇宙センターのLC‑39Aないしケープカナベラル宇宙軍施設、SLC‑40のどちらかで行われる。 このミッションは極傾斜角(軌道傾斜角90°)で低軌道(425kmから450kmの間)に入り、地球の両極上空を飛行する。このミッションではSTEVEやグリーンフラグメントなどの発光現象の研究や、宇宙での人体のX線撮影などの人体についての実験を実施する[2]。 脚注
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