フヨウ属
フヨウ属、芙蓉属(フヨウぞく; Hibiscus)はアオイ目アオイ科の植物群。 北半球各地の熱帯・亜熱帯、一部の温帯に分布し、原種(野生種)は約250種。1年草、2年草、多年草の草本から、低木、高木まで様々である。その多くは、食用、繊維用、観賞用などとして栽培される。なお、英名 Hibiscus は属名であり、またそこに属する種の総称であるが、日本語「ハイビスカス」はより狭い意味で用いられることが多い[注釈 1]。 英語では種によって hibiscus、rosemallow などの名が使われるほか、会話などでは、別属タチアオイと区別をせずに hollyhock と呼ぶ場合も多い。 概要アオイ科の落葉低木で、約200種が知られている。花弁は5枚。花は両性で放射相称を呈する。朝に花が開き、夕方にはしぼんで、次の朝には開くというかたちで開花する。葉の形は変化に富む。フヨウ属に属する観賞植物にフヨウ、ムクゲ、ブッソウゲなどがあり、絵文字では🌺で表される。 主な種主な種は以下のとおり。
ハワイのハイビスカスハワイ諸島は“ハイビスカス”の改良の中心で、9種の野生種があり、野生種のほかブッソウゲやフウリンブッソウゲなどと導入したハイビスカス類が20世紀初頭から互いに交配され、5,000にのぼるといわれる多数の品種が生まれた[1]。詳細は英語版 Hawaiian hibiscus を参照されたい。 その他ハイビスカス・ティー→「ハイビスカスティー」も参照
アフリカ原産の Hibiscus sabdariffa、すなわちローゼル(英語: roselle)は、 花や果実(正確には肥大した萼)をハーブティー(いわゆるハイビスカス・ティー)に利用する。他のハーブとブレンドされることも多い。ティーは赤く、酸味があり、ビタミンCが豊富であるとされる。 画像
脚注注釈出典参考文献
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