フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ(Ferdinand Alexander Porsche 、1935年12月11日 - 2012年4月5日)は、ドイツの実業家、カーデザイナー、服飾・インダストリアルデザイナー。しばしばF・A・ポルシェと表記されるほか、ブッツィー・ポルシェ(Butzi Porsche )の愛称でも知られる。 フェルディナント・ポルシェの孫であり、現ポルシェ創業者フェリー・ポルシェの長男[1]。911のデザイナーとして知られ、ポルシェデザインを創業した[1]。 人物ドイツ・シュトゥットガルトに生まれる。ヴァルドルフ学校でシュタイナー教育を受けた後、ウルムの学校においてインダストリアルデザインの勉強を始めるが、成績不振のため短期間で退学となった。1957年、父親が経営するポルシェのデザイン部門に加わった。 ブッツィがデザインに大きく関わった初代911はデザインが原案から大きな変更を強いられて完成したのに対し、同じく自身のデザインである904(1964年)を「自分の原案に近い」デザインであるとして最も気に入っていたという。906、910もデザインした[1]。 1972年、父親であるフェリーが監査役員会長を務めていたポルシェは同族経営から公開企業への転換を決定し親族は経営の中枢から外れることとされ、それに伴いブッツィも離職し、自身のデザイン会社「ポルシェデザイン」をシュトゥットガルトに設立した。作品は自動車だけに留まらず、コンタックスのカメラ、時計、サングラスなど多岐に渡る[1]。 ブッツィーは、ポルシェ株式の約13%を保有していた。2005年以降、健康状態を理由に現役を退いた。 2012年4月5日、死去[2]。76歳没。 ポルシェ一族女系の傍流であるピエヒ家と併せて、ポルシェAGとフォルクスワーゲン・グループを支配する自動車一族である。総資産は4000億ドル以上[3]とされる。
関連項目
出典
文献情報
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