フェリーせっつ
概要第二十四阪九の代船として神田造船所川尻工場で建造され、1995年12月に就航した。 2008年6月、神戸航路から泉大津航路に転配された。 2015年3月、いずみの就航により引退した。 その後、海外売船され、韓国で韓一高速(Hanil Express)のHANIL GOLDSTELLAとして、麗水 - 済州航路に就航した。 船は2021年にHANIL GOLDSTELLAとしてバングラデシュ Chittagong Ship Breaking Yard(英語版)にて解体された。 設計
建造時は、瀬戸内海航路に就航するフェリーとして最大最高速であった。振動低減のため、主機と発電機の支持架にはラバーマウントが採用された[1]。 阪神淡路大震災から約1年後の就航であり、就航時から2008年に泉大津航路に転配されるまで、船体側面には「We Love KOBE」のロゴが描かれていた。 船内船室
設備
事故・インシデント漁船との衝突2005年1月28日、21時05分ごろ、新門司港から神戸港に向かっていた本船は、伊予灘を航行中、姫島灯台の東方8.8海里の地点で、前方を横切ろうとしていた漁船枝盛丸と衝突した。衝突により、本船は右舷船尾部の外板に擦過傷を生じ、枝盛丸は船首部の外板に亀裂を生じ、舷縁材が脱落した。事故原因は、本船が動静監視不十分で、枝盛丸を避けなかったことで発生したが、枝盛丸が動静監視不十分で、本船に対して警告信号を行わず、衝突回避の協力動作をとらなかったことも一因とされた[2]。 脚注外部リンク
|