フィッシュ (歌手)
フィッシュ(Fish、Derek William Dick、1958年4月25日 - )は、スコットランド出身のロックシンガー、ロックミュージシャン、俳優。 略歴プログレッシブ・ロック・バンド「マリリオン」の初代リード・シンガー。前身バンド「シルマリリオン」結成後の1981年から在籍し、1983年に「マリリオン」のリード・シンガーとしてアルバムデビュー[1]。1988年に方向性の違いからバックのメンバーと対立し、脱退した。その後は、ソロシンガーとして活動中。 本名の Derek William Dick から、デレク・ディックとも呼ばれ、作詞クレジットでは Fish でなく Derek Dick 名義になっている。身長2メートル。 人物その高い文学性から「詩人」と賞される優れた作詞家である。確固たる世界観と、膨大な行数を持つ詞は、初期「マリリオン」のトレードマークとなっていた。 また、歌にとどまらず、小説も執筆する。スコットランド出身であるため、イングランド出身の多くの歌手とは異なる、独特のイントネーションがある。身長2メートルの巨体に似合わず、歌声は意外に繊細である。ピッチは低く、マリリオン時代は多くの曲で高音部にファルセット (裏声) を使っていた。 モデルの女性と結婚、1女をもうけるが、その後離婚している。歌手以外に、その巨体を活かし、俳優業も行っている。軍人役など幾つかの映像が残っている。 名前の由来「Fish(魚)」という、奇抜なアーティスト名は、元々彼のアダ名であったといわれている。学生の頃、身長2メートルの巨体ゆえ、狭い共同バスルーム (風呂) を使うのにとても時間がかかった。あまりの長風呂にルームメイトが呆れ、「出てこい!この魚 (Fish) め!」と叫んだ。このエピソードが学校中で笑いを誘い、Fish というアダ名が付いたと言う。 公式サイトにも一時掲載されていたこの話だが、実はかなり尾ひれが付いており、本当は湯船で読書をしていただけなのだとか。英語ページでは、素っ気なく「reading in the bath」と書かれてしまっている。巨体をネタにしたエピソードは他にもあり、加入時の紹介は「スコットランドで木こりをやっていたフィッシュ!」というものだった。 尚、1人娘はその名を「Tara」と言う。これが日本語では「タラ」という魚の名前と、たまたま同じ発音になっている。「魚の子はやっぱり魚」とインタビュアーに言われ、これを聞いた本人は思わず苦笑していたという[要出典]。 ディスコグラフィソロ
※他、限定盤も含め、多数。
マリリオン時代
出演作品
脚注
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