ファイプロ・リターンズ
『ファイプロ・リターンズ』は、2005年に株式会社スパイクより販売されたPlayStation 2用ソフト。北米では『Fire Pro Wrestling Returns』のタイトルで販売された。 概要ファイヤープロレスリングZでシリーズ最終作を宣言していたが、宣言を撤回し制作された[1]。 今作では、今までのシリーズにおける隠しレスラーのアンロックと言った隠し要素は一切無い。 レスラーサイズのLサイズを超える超大型の体格「Gサイズ」を追加。巨人タイプのレスラーの再現度を向上させた。 新動作に「対角線中央技」が追加。立ち上がろうとする相手に走り込み「シャイニング・ウイザード」など技をより自然な体制から繰り出せるようになった[2]。 組み技とダウン時の締め技などにL1ボタンを入力すると返し技を発動させず、あえて技を受けることができるようになった。 試合形式に金網マッチが追加。試合ルールは「通常試合」(金網に囲われ外からセコンドが介入できない、場外を利用した行動ができない為、リング上の選手の実力による完全決着戦になる。)と、どちらが先に金網の外に脱出出来るかを競う「エスケープ」マッチの2種類が選択可能。ルールを問わず金網をよじ登ることができる。また、金網最上段からの飛び技が使用出来る選手も存在する。 興行モード「マッチメイクモード」を収録。 補足本作の北米版「Fire Pro Wrestling Returns」は、現地時間2013年4月23日よりPlayStation Networkを用いたPlayStation 3向けのソフトウェアダウンロード配信サービス「ゲームアーカイブス(PlayStation 2アーカイブス)」用タイトルとして配信が開始された[3]。 ゲーム内容モード試合各種のメニューが「ゲームプレイ」の項に統合された。
マッチメイクモードプレイヤーは興行主兼ブッカーとなりプロレス団体の経営体験をするというシミュレーション要素の強い物である。 プレイできるモードは年間(12試合)の興行を手がける「シーズンプレイ」と、1興行のみ手がける「コンベンションプレイ」の2種類。 「シーズンプレイ」は最初から大手団体・有名選手・大会場は選択出来ず、資金など限られた範囲でオファーを出し経営の切り盛りを行う。興行で高評価を得て実績を積み重ねると名声が上がり、より大きな興行が打てるというシステムである。 また、シーズンプレイのみ、興行開始直後、各試合前、試合終了後、興行終了後にイベントが発生する場合がある。 ほとんどのイベントは興行収益をプラスにするイベントだがごく一部バットイベントも含まれる[4]。 試合はすべてCPU任せることもできるが、プレイヤー自ら選手を操作することも可能である。 スタッフ
関連書籍The PlayStation2 BOOKS 『ファイプロ・リターンズ 公式コンプリートガイド レスラー名鑑』2006年、ソフトバンクパブリッシング ISBN 4-7973-3174-7 脚注
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