ビッグ (映画)
ペニー・マーシャル監督によるコメディ映画。主演のトム・ハンクスは、この作品でゴールデングローブ賞 主演男優賞を受賞。 ストーリー13歳の少年ジョッシュは、親友のビリーといつもつるんで遊んでいた。年に一度地元の街にやってくる移動遊園地で、ジョッシュは意中の女の子にカッコつけたくジェットコースターに乗ろうとするが、身長が低くて乗れず落胆した。その夜の遊園地で願いを叶えるという不思議でレトロなコインゲーム機「ゾルダー」を見つけ、大きくなりたいと願う。奇妙なことに「ゾルダー」は電源も入っていないのに稼働していた。 翌朝目が覚めるとジョッシュは望み通りに大人の姿になっていた。すっかり変わったジョッシュは親に不審者と勘違いされて追い出されてしまう。なんとか親友のビリーにジョッシュであることを認識させて、すでにどこかに移転してしまった移動遊園地=「ゾルダー」を探すため二人でニューヨークに向かう。移動遊園地はなかなか見つからずジョッシュは帰る場所もないので、安いホテルに泊まり経歴を偽りおもちゃ会社に就職し大人として生活することになった。ある日ニューヨークの老舗おもちゃ屋「FAOシュワルツ」の巨大鍵盤ピアノで連盤して、偶然出会った就職先のマクミラン社長に「大人が失っている子供の感性」を持っていると気に入られ、商品開発のアドバイサーに起用された。 商品会議で会社の重役であるスーザンと出会い、スーザンは不思議なジョッシュに惹かれ、ジョッシュは戸惑いながらも大人の恋人関係になっていく。ジョッシュの「子供の感性」が受けて、とんとん拍子におもちゃ会社で出世していき大人として生活が安定するが、逆にビリーとは疎遠になってしまう。月日が過ぎ、消えてしまった息子に悲しむ両親・年相応に学生生活するビリーやクラスメイトたちを見て心を揺さぶられる。ついに元凶である移動遊園地=「ゾルダー」が見つかるが、ジョッシュは「このまま大人としてスーザンと過ごす」か「こどもに戻る」かの選択を迫られる。 苦渋のうえ「こどもに戻る」ことを選び「ゾルダー」を稼働させたジョッシュを、全て理解したスーザンはジョッシュの実家に送る。スーザンの車から玄関に向かう一瞬にジョッシュは13歳の少年の姿に戻った。ジョッシュは歓喜する家族に迎えられ、相も変わらず親友のビリーとともに学校生活を過ごすのであった。 登場人物
キャスト
ノベライズ
ミュージカル1996年にブロードウェイで、この映画を元にしたミュージカルが上演された。主演はダニエル・ジェンキンス。 日本では1998年からフジテレビ主催で『big 〜夢はかなう〜』というタイトルで上演された。1998年と1999年は唐沢寿明主演、ヒロインは1998年が酒井法子、1999年は真矢みき。2000年は赤坂晃主演。ヒロインは宮崎優子。 リメイク2012年に韓国でコン・ユの主演により、『ビッグ 〜愛は奇跡〜』のタイトルでテレビドラマ化された。 出典
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