ビジネススーツを着て空中浮遊している男性の絵文字ビジネススーツを着て空中浮遊している男性の絵文字(ビジネススーツをきてくうちゅうふゆうしているだんせいのえもじ、Man in Business Suit Levitating、🕴)は、背広を着て中折れ帽を被った男が空中浮揚する姿をかたどった絵文字である。Webdingsに導入されたのが初出で、2014年にUnicodeに取り入れられた。 開発Webdings→「Webdings」も参照
この絵文字の初出は、1997年に発表されたフォントWebdingsである。Webdingsは、Internet Explorer 4の開発チームによって開発された、230個の絵文字を収録するフォントである。この絵文字をデザインしたのは、Comic Sans[1]やTrebuchet MSも手がけたヴィンセント・コナーレである[2]。コナーレによれば、この絵文字は「ジャンプ」というキーワードを表すものとしてデザインされ、コナーレのお気に入りのバンドの一つだった[3]スペシャルズのLPレコードのジャケットにある2トーン・レコードのロゴに描かれた男の姿を元にしている[1]。2トーン・レコードの男の姿は、レゲエバンドのボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの1964年の写真に写っていた[3]レゲエミュージシャンのピーター・トッシュを描いたものだった[1]。 Webdingsでは、通常のフォントで小文字の"m"が収録されているコードポイントにこの絵文字が収録されている[4]。 Unicodeこの絵文字が初登場したWebdingsの発表の17年後の2014年、ほかのWebdingsやWingdingsの絵文字とともに、この絵文字はU+1F574 🕴 man in business suit levitatingとしてUnicode(Unicode 7.0)のその他の記号及び絵記号ブロックに収録された[1]。 受容...今話題になっている男は"Man in Business Suit Levitating"の絵文字の男だろう。彼はミステリアスで、ハンサムで、我々のポケットに入る小さなデビッド・ブレインのように空中に浮かんでいる。近い将来、我々はこれ以上のものを手に入れることができるだろうか? インターネットよ、お前はこれ以上何を求めているんだ?!
2014年にUnicodeに導入された直後の『ニューヨーク・マガジン』で、この絵文字が「喜びのジャンプ」や「謎」の意味で使用され、一部のネットユーザーから「メン・イン・ブラックの絵文字」と呼ばれていると報じられた[4]。2015年、『Bustle』誌に、ダーシャ・フェイヴィノヴァ(Dasha Fayvinova)がこの絵文字を含む文章を多くの人にメールし、それがどのような意味で解釈されたかを考察する記事が掲載された[5]。 2016年7月、インドのニュースサイトThe News Minuteで、インドのWhatsAppの一部のユーザーが、この絵文字が、ラジニカーントが演じる当時公開予定だった映画『帝王カバーリ』の主人公を表したものだと誤解していると報じられた[6]。 2021年、BBCの番組において、ピーター・トッシュの子供であるアンドリュー・トッシュとニアンベ・マッキントッシュにこの絵文字が2人の父に由来するものであることが伝えられ、2人は好意的な反応を示した[3]。 符号位置
脚注
関連項目 |
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