パリメトロ1号線(パリメトロ1ごうせん、フランス語: Ligne 1 du métro de Paris)は、ラ・デファンス=グランダルシュ駅からシャトー・ド・ヴァンセンヌ駅までを東西に結ぶパリメトロの路線である。
路線図、乗り換え案内などで使われるラインカラーは黄色である。
概要
もともとはパリ万博の会場を結ぶ路線として1900年に開通。パリ初の地下鉄路線であり、現在は最も利用者が多い路線となっている。
歴史
駅名の変遷
1号線における駅名変更は以下の通りである。
計画
技術的改良
- 2008年 - 14号線ですでに実施されている自動運転の導入。特にホームドアの設置など。13号線では2006年2月から8月にかけて、一部の駅でドアの試行がなされた(13号線で、サン=ラザール駅などいくつかの駅でホームドアが残っている)。
- 2010年末 - 運転自動化の完了。世界初の、出発から到着までのすべての自動化が目的である。現行のMP89車両は、MP05(もしくはMP89NG)に全て置き換えられる。
- MP05車両では一部駅で日本語での自動放送が導入された。これはヨーロッパの地下鉄列車として初の導入である。カーブ上にある駅や島式ホームの駅での「足下にご注意ください」など。
延伸構想
- 東方 - 具体的には、既に存在しているシャトー・ド・ヴァンセンヌ駅からフォントゥネ=スー=ボワRATP車両工場 (Atelier de maintenance RATP de Fontenay-sous-Bois) 区間の旅客供用。これにより現在バス118号線しか通っていないレ・リゴロー (Les Rigollots) 地区に地下鉄駅が開通することになる。
- 西方 - 道路 A14 号線に沿う形でパリ第10大学までの延伸が提唱されている(ただし、パリ第10大学までへはRER A線によって既に結ばれている)。また、リュイユ=マルメゾン (Rueil-Malmaison) にある道路 N13 と D39 号線の交差点地点へ、N13 号線に沿って延伸する構想、ラ・デファンス=グランダルシュ駅を終着駅としたまま、ナンテール=プレフェクチュール (Nanterre - Préfecture) を経由させる構想などがある。
車両
この路線の、そしてパリ最初のメトロの最初の編成であるM1型は、台枠は鋼製だが車体は木造であった。1903年のパリメトロ火災の教訓として急速に車体がより強固な素材へと置き換えられる。地下鉄網で同時に、1913年から1921年にかけて車両は Sprague-Thomson製に置換される。1963年、4両の動力車を持つ6両編成のゴムタイヤ走行のMP59型車両が導入される。
駅一覧
脚注