パシフィック・アソシエーション
パシフィック・アソシエーション・オブ・プロフェッショナル・ベースボール・リーグ(Pacific Association of Professional Baseball League)は、アメリカ合衆国で活動していたプロ野球の独立リーグ。 歴史2013年にレッドウッド・スポーツ・アンド・エンタテインメントによって、ノース・アメリカン・リーグから脱退したハワイ・スターズ、マウイ・イカイカ、サンラファエル・パシフィックスの3チームに加え、新チームのヴァレーホ・アドミラルズを加えた4球団で発足した。 初代コミッショナーは日本ハムファイターズでもプレーしたマイク・マーシャルが務めた[1]。 リーグ発足年の2013年は、ハワイに本拠地を置くハワイ・スターズ、マウイ・イカイカの2チームが、日本の独立リーグであるBCリーグ(ベースボール・チャレンジ・リーグ)やアリゾナ州に拠点を置く独立リーグのフリーダム・プロ・ベースボール・リーグと交流戦を行った。シーズン終了後に、ハワイに拠点を置く2チームが遠征費の支払いが難しくなったためリーグから脱退し、2014年からソノマ・ストンパーズ、ピッツバーグ・メタル(2015年からピッツバーグ・ダイヤアモンズに名称変更)が加わった。 2015年、ソノマ・ストンパーズにアメリカプロ野球では初となる同性愛を告白したショーン・コンロイが1年間を通してチームに所属した。シーズン終了後、コンロイが勝利を挙げた日のラインナップカードがアメリカ野球殿堂に登録された。また、同年に三好貴士がソノマ・ストンパーズの監督に就任し、日本のプロ野球を経由せずにアメリカのプロ野球で監督となった初の日本人となった[2]。 2015年、サンラファエル・パシフィックスが主催試合で球審を置かずにコンピューターで判定することを試みた[3]。 2016年、ソノマ・ストンパーズはアメリカ女子野球全米代表のステイシー・ピアグノ、ケルシー・ウィットモアとプロ契約を結び、1950年代以降に男性プロ野球リーグでプロ契約を結んだ初の女性選手となった。この出来事もアメリカ野球殿堂に登録された。 2019年は、ソノマ、サンラファエル、ヴァレーホ、ナパ、サリーナの5球団が各64試合を戦い、ポストシーズンを勝ち上がったサンラファエルがレギュラーシーズン覇者のソノマを下してリーグ優勝を果たした[4]。 リーグ解散2020年と2021年は新型コロナウイルスの感染拡大のためリーグが開催されなかった[5][6]。 2021年10月17日、ソノマ・ストンパーズが翌2022年から大学野球(カリフォルニア・カレッジエイト・リーグ)のチームとなることを発表し、リーグを脱退[7]。リーグ構成球団は2球団となった。 2022年もリーグ開催の発表はなく、リーグは事実上崩壊したと伝えられている[8]。 リーグ構成球団
かつて加盟していた球団
歴代優勝チーム
主な関係者所属選手
日本人監督
脚注
外部リンク
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