バーニングジャパンバーニングジャパン (Burning Japan)は、アメリカのネヴァダ州ブラックロック砂漠で開催されるバーニングマンのオフィシャルリージョナルバーンの1つ。また運営団体の名称。 2017年に運営団体として一般社団法人バーニングジャパンが設立されたが、持ち回りの理事に報酬はない。企画から運営まで年間を通して全てのことをボランティアの手によって成り立っている点は、法人設立後も変わりはない。 解説これまでの開催規模は100〜700人と本家バーニングマンの約7万人と比べ物にならないものの、バーニングマンと同じ価値観で形成される実験的なコミュニティを作り上げる事を第一義として継続的に開催されている。 参加者は野外キャンプをして過ごしながら、アートやテーマキャンプと呼ばれる様々な出し物を提供しあう。テーマキャンプの内容は多岐にわたり、パフォーマンスやワークショップ、飲食物のシェア、サウンドシステムを持ち込んでのDJ等に至るまで全て参加者の持ち寄りでまかなわれる。会場内では金銭のやりとりがなく、互いに与え合う事で成立するギフティングの文化が徹底している。 バーニングマン同様、最終日前日の夜に木造を燃やす「Burn(バーン)」が目玉イベントとなっている。2012年は人型だったオブジェクトも2013年からはフェニックスとなりフェニックスバーンと呼ばれる。着火の際には花火やファイヤーパフォーマンスやそえられ、クライマックスの様子を呈する。2018年には木造の「Temple(テンプル)」が建設され、フェニックスバーンとテンプルバーンの両方が行われた。 2019年は開催前にテンプルの建設が終了していたが、台風20号によりバーニングジャパンの開催をキャンセルするに至った。 イベント終了後は「Leave no trace(あとを残さない)」のモットーに従い、参加者が全て片付け持ち帰る。開催費用はチケット販売の収入に頼っており、スポンサーは受けつけない。 価値観十か条の根本理念 (10 Principles)[1]
開催年/アートテーマ/開催地
アジアのリージョナルバーンバーニングマンでは世界各地のバーニングマンコミュニティの窓口係としてリージョナルコンタクトというボランティアを配置し、その数は変動するものの2014年の時点で28カ国220名に及んでいる。アジアでは、インド、日本、韓国、フィリピン、上海、シンガポール、UAE、台湾で活動している。中でも上海ではドラゴンバーンが2014年から、台湾ではタートルバーンが2019年から開催され、バーニングジャパンとならんで活発である。 リージョナルコンタクトどうしの交流もあり、互いのリージョナルバーンに参加するほか、運営ノウハウの共有などバーニングマンのリージョナルネットワークの中で年間を通してオンライン会議やカンファレンス等が開催されている。 脚注
外部リンク |
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