バルザン賞バルザン賞(The International Balzan Prize Foundation awards)は、バルザン財団が創設、運営している表彰制度である。 概要財団は、イタリアの新聞コリエーレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)のオーナーの1人で、ファシズムから逃れスイスに亡命したエウジェニオ・バルザンの遺産を相続したアンジェラ・バルザンが寄付した基金で運営されている。 こうした背景から、イタリア(ミラノ)とスイス(チューリヒ)に別々に本部がある。自然科学、人文科学の傑出した分野の人物を表彰するほか、3年ごとに「人々の間の平和と兄弟愛」を促進する人道的取り組みに特別賞を授与している。かならずしも知名度の高い賞ではないが「スイス・イタリアのノーベル賞」の異名を持つ。毎年75万フラン(1億2000万円)が受賞者一人ひとりに授与され、その半分は研究プロジェクトの資金に充てられる[1]。 1961年にノーベル財団を表彰したのに始まり、中断した期間を挟んで1978年から毎年表彰を行っている。表彰式は隔年でベルンとローマのアッカデーミア・デイ・リンチェイで行われる。 主な受賞者1961年:
脚注
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