バック・オン・ザ・ストリーツ
『バック・オン・ザ・ストリーツ』(Back on the Streets)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1978年に発表した、個人名義では初のスタジオ・アルバム。 背景当時シン・リジィで活動していたフィル・ライノットとブライアン・ダウニー、ムーアと共にコロシアムIIで活動していたドン・エイリーとジョン・モール、それにサイモン・フィリップスがレコーディングに参加した。なお、ムーアは1974年に短期間シン・リジィに在籍し、1977年にシン・リジィがクイーンのアメリカ・ツアーでオープニングアクトを務めた際にはブライアン・ロバートソンの代役として参加して、1978年には正式メンバーとして再加入している[2]。 クリス・タンガリーディスは、当初はエンジニアとしての仕事を依頼されていたが、ムーアの提案により本作の共同プロデューサーとなった[3]。当時ムーアのガールフレンドだったドナ・キャンベルが、いくつかの曲で共作者としてクレジットされている[4]。 「甘い言葉に気をつけろ(ドント・ビリーヴ・ア・ワード)」は、元々シン・リジィのアルバム『サギ師ジョニー』(1976年)の収録曲で、同アルバムでは速いシャッフルのリズムで演奏されたが、本作ではスロー・ブルースの形で演奏されている[3]。 反響本作は1979年2月3日付の全英アルバムチャートで70位を記録した[1]。また、「パリの散歩道」はシングル・カットされて全英シングルチャートで8位に達した[5]。 デラックス・エディション盤2013年にヨーロッパで発売されたデラックス・エディションにはボーナス・トラックが4曲追加された[6]。そのうち「トラック・ナイン」はシングル「バック・オン・ザ・ストリーツ」のB面曲で[7]、「スパニッシュ・ギター」は、ムーア自身がボーカルを担当したヴァージョンとインストゥルメンタル・ヴァージョンが1979年にシングルとして発表されていた[8]。 収録曲4. 5. 7.はインストゥルメンタル。
2013年デラックス・エディション盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャン
脚注
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