バサバサ (Swooper) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに出てくる架空のキャラクター。
概要
『スーパーマリオワールド』で初登場するコウモリのモンスター。洞窟などの天井に張り付き、侵入者が現れると急降下して空中を飛び回り攻撃する。動きは早くなく、ジャンプで倒すことができる。初代では体色は緑色だった。名前の由来は羽をバサバサすることから[1]。『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』では、「パサパサ」として登場しており、体色は青色。さらに、パサパサの飛んだ軌跡が白い点線で表示される(一定時間で徐々に消えていく)。後の『スーパープリンセスピーチ』でも同じく「パサパサ」として登場し、外見も同じである。
『スーパーマリオ64』や『New スーパーマリオブラザーズ』での体色は青色。
『マリオストーリー』での体色は紫色。他の作品同様天井に居座ることが多いが、この作品では天井にいる敵にはマリオの基本攻撃が届かないため、バサバサを倒すには工夫が必要である。また、「バサバサチュルル」という吸血タイプの上級種が登場する。続編の『ペーパーマリオRPG』ではバサバサ全体の能力が強化され、また「ヴァンパイヤーン」という最も強力な上級種が登場する。
『マリオカートシリーズ』のバサバサは天井にはとまっておらず、常に低空を飛び回っている。他の敵キャラクターと違って接触しても減速するだけで、スピンやクラッシュにはならない。また、『マリオカート7』『マリオカート ツアー』ではバサバサを模したグライダーである「バサバサカイト」が登場する。
各国の日本国外名
- 英語:Swooper
- 韓国語:スウポ(ハングル:스우퍼)
派生型
- バサバサチュルル(Swoopula)
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』で登場。バサバサの上級種。体色は灰色。マリオのHPを吸い取り、自分のHPを回復する。バサバサに比べて能力が強化され、特に体力に秀でている。動きが素早く、『マリオストーリー』では1ターンに1 - 5回程度攻撃してくる。
- ヴァンパイヤーン(Swampire)
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。体色は緑色。バサバサチュルルに比べてさらに能力が強化され、体力は全てのザコ敵の中でもトップクラス。しかも、マリオのウルトラハンマーの威力と同じ数値分(6)HPを吸い取って回復するため、それ以上のダメージを与える必要がある。最大5匹の群れで現れ、マリオのHPを吸い尽くす強敵。その強さゆえに隠しステージ「100階ダンジョン」の奥底にしか出現しない。なお体色は毒々しいが、毒攻撃は使用しない(毒を使うのは同じフロアに出るドクガッスン)。
- ペーパーバサバサ
- 『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』で登場。ペーパーマリオシリーズに登場するバサバサを、「ペーパーバサバサ」と呼ぶ。
個別
- ビッグパサパサ(Count Fang)
- 『ヨッシーNewアイランド』で登場。パサパサがカメックの魔法を浴びて巨大化したもの。通常サイズのパサパサを4匹、取り巻きとして従えている。ボスとして登場。
近種
- バットン
- 『スーパーマリオRPG』、『スーパーマリオギャラクシー』、『スーパーマリオギャラクシー2』に登場。
- 丸っぽい体をしたコウモリ。豚のような鼻が特徴的。バサバサと違って天井にはほとんどぶら下がっておらず、空中で羽ばたいている。
- 『RPG』ではザコ敵として登場、体色は紫色。上級種に緑色の「バットントン」がいる。コウモリの集団という設定。
- 『ギャラクシー』では黒色で、マリオが近づくと真っ直ぐ飛んで襲いかかってくるが、動きは遅く、それほど脅威ではない。
- アイスバットン
- 『スーパーマリオギャラクシー』に登場。氷をまとったバットンで、触れると氷漬けになってしまう。
登場作品
脚注
- ^ 『マリオストーリー』におけるクリオの技「ものしり」より