ハピネス・イズ・ヒア (Happiness Is Here) は、東京ディズニーランド (TDL)で2013年4月15日から2018年4月9日まで公演された昼のパレードの名称、およびパレードで使用されるメインテーマの楽曲名である。
前の昼のパレード『ジュビレーション!』に引き続き、NTTドコモが提供した。
概要
東京ディズニーリゾート30周年(TDLの開業30周年)を記念して2013年4月15日から2014年3月20日の期間で開催された東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー”のプログラムの1つ。
ディズニーキャラクターをモチーフにしたフロートなどにディズニーキャラクターが乗って登場する。パレードは、7つのユニット、13台のフロートから構成され、全長は約500mになる。パレードが停止する「ショーモード」は設けられておらず、通過型のパレードとなる。
また、2014年1月14日から3月20日までショーモードを加えたスペシャルバージョンで公演された。ショーモードの途中にはゲスト参加パートがあり、その内容は3ヶ所全てで異なっている。スペシャルバージョン時は全長を約300mに圧縮して停止する。なお、悪天候時は通過型となる場合もある。
2014年3月21日以降は、30周年関連の飾り付けを取り外した状態で、継続公演されている。
2018年4月9日をもって、新パレード『ドリーミング・アップ!』開始のため公演を終了した[1]。
- 公演情報
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- 公演期間:2013年4月15日〜2018年4月9日
- 公演場所:パレードルート
- 公演回数:1回/1日
- パレード全長:約500m
- 公演時間:約45分
- 出演者数:約130人
- 出演キャラクター数:55名
- 天候などの状況により、出演者、出演キャラクターは減ることがある。
- フロート:13台+ポッド13台
フロート構成と登場キャラクター
パレードは、7つのユニット、13台のフロートから構成される。
天候などの条件によっては登場しないキャラクター、フロートがある。
- 1.オープニング (幸せな「音楽」がハピネスを創り出すシーンを表したユニット
- グーフィーを先頭に、ミッキーマウスのオモチャをモチーフにしたタイトルフロート、汽車(ケイシー・ジュニア)のフロート、楽器やオルゴールをモチーフにしたフロート
- グーフィー、クララベル・カウ、ホーレス・ホースカラー、ヒューイ・デューイ・ルーイ(ミッキー&フレンズ)
- ファイファー、フィドラー、プラクティカル(三匹の子ぶた)
- 白雪姫、七人のこびと(白雪姫)
- ピノキオ(ピノキオ)
- ダンボ(ダンボ)
- マリー、トゥルーズ、ベルリオーズ、スキャットキャッツ、ロクフォール(おしゃれキャット)
- 2.「友情」の喜びを表現したユニット
- リロとスティッチを先頭に、コシグロペリカンのナイジェルをモチーフにしたフロート、おもちゃ箱を積んだ三輪車をモチーフにしたフロート
- 3.「願い」を表現したユニット
- ジーニーを先頭に、アブーが魔法によってゾウに変身した姿のフロート
2015年5月15日の公演より、このユニット3とユニット4の間を境にパレードが2つのパートに解かれ、途中横断が可能となった。同年4月5日までは最初から最後まで間が途切れないパレードだった。
- 4.「美しさ」を表現したユニット
- マキシマスに乗ったラプンツェルを先頭に、白鳥をモチーフにしたフロート、ピクシーホロウをモチーフにしたフロート
- 5.「不思議」を表現したユニット
- イモムシ(Caterpillar)に乗ったアリスを先頭に、マッドハッターと三月ウサギのフロート、ハートの女王のフロート
- 6.「夢」を表現したユニット
- ラビットを先頭に、ハニーポットとあふれ出るハチミツをモチーフにしたフロート
- 7.フィナーレ
- メリー・ポピンズとバートを先頭に、「ディズニーの仲間たちが叶えてくれる夢」をテーマとしたフロート、高さ12mのバルーンが詰まった気球の形状のフロート、スポンサーフロート
- (30周年の期間中は、30の数字をあしらったロゴが気球のフロート正面に飾られていた。)
楽曲
通常版
パレード内の楽曲は、東京ディズニーリゾート30thアニバーサリーテーマソング「Happiness Is Here」を軸とし、様々なディズニー音楽のメドレーで構成されている。パレードの楽曲を収録したCDは5月8日にウォルト・ディズニー・レコーズより発売された。なお、東京ディズニーリゾート内の一部店舗では5月1日より先行発売が行われた。
- 全ユニット
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- オリジナル楽曲
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- オープニングユニット
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- 『白雪姫』より
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- 『ミッキーのフォーリーズ』より
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- 『ダンボ』より
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- 『ピノキオ』より
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- 『おしゃれキャット』より
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- スケール・アンド・アルペジオ (Scales and Arpeggios)
- みんな猫になりたいのさ (Ev'rybody Wants to Be a Cat)
- 「友情」のユニット
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- 『トイ・ストーリー』より
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- 君はともだち (You've Got a Friend in Me)
- 『トイ・ストーリー3』より
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- 『ファインディング・ニモ』より
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- 「願い」のユニット
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- 『アラジン』より
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- アラビアン・ナイト (Arabian Nights)
- 一足お先に (One Jump Ahead)
- アリ王子のお通り (Prince Ali)
- ホール・ニュー・ワールド (A Whole New World)
- 「美しさ」のユニット
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- 『シンデレラ』より
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- ビビディ・バビディ・ブー (Bibbidi-Bobbidi-Boo)
- 夢はひそかに(A Dream Is a Wish Your Heart Makes)
- これが恋かしら (So This Is Love)
- 『塔の上のラプンツェル』より
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- 『美女と野獣』より
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- 美女と野獣 (Beauty and the Beast)
- 『眠れる森の美女』より
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- いつか夢で (Once Upon A Dream)
- 『白雪姫』より
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- いつか王子様が (Some day My prince will come)
- 「不思議」のユニット
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- 『ふしぎの国のアリス』より
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- カードの大行進 (March Of The Cards)
- お誕生日じゃない日のうた (The Unbirthday Song)
- 時間におくれた (I'm Late)
- ふしぎの国のアリス (Alice In Wonderland)
- 「夢」のユニット
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- 『くまのプーさん』より
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- フィナーレユニット
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- 『メリー・ポピンズ』より
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スペシャルバージョン
2014年1月14日から同年3月20日まで開催されたショーモードを加えたスペシャルバージョンの使用楽曲。
スペシャルバージョンのショーモード音源を加えたCDが2014年3月19日発売(同月5日パーク内先行発売)の「東京ディズニーリゾート・30thアニバーサリー・ミュージックアルバム“ザ・ハピネス・イヤー”」に収録されている。
- 全停止位置共通
- ファンタジーランド、ウエスタンランド
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- プラザ
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- お砂糖ひとさじで(『メリー・ポピンズ』より)
- ひとりぼっちの晩餐会(『美女と野獣』より)
- 星に願いを(『ピノキオ』より)
- 夢はひそかに(『シンデレラ』より)
- トゥモローランド、トゥーンタウン
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経緯
- 2012年9月20日 OLCからの報道関係者向け広報『『東京ディズニーリゾート®30周年“ザ・ハピネス・イヤー”のプログラムについて』で画像イメージと共に開催が発表される[2]。
- 2013年2月1日 OLCからの報道関係者向け広報『東京ディズニーリゾート®30周年“ザ・ハピネス・イヤー”4月15日(月)よりいよいよスタート!』にてパレードの概要が発表される[3]。
- 2013年3月8日 OLCからの報道関係者向け広報『東京ディズニーリゾート®30周年“ザ・ハピネス・イヤー”4月15日(月)よりいよいよスタート!』のパレードの概要において、出演キャラクター人数の変更が発表される[4]。
脚注
- ^ “東京ディズニーリゾート®35周年“Happiest Celebration!”のプログラムについて” (PDF). オリエンタルランド (2017年9月21日). 2017年9月21日閲覧。
- ^ “東京ディズニーリゾート®30周年 "ザ・ハピネス・イヤー"のプログラムについて” (PDF). オリエンタルランド (2012年9月20日). 2013年3月24日閲覧。
- ^ “東京ディズニーリゾート®30周年“ザ・ハピネス・イヤー”4月15日(月)よりいよいよスタート!” (PDF). オリエンタルランド (2012年3月8日). 2013年3月24日閲覧。
- ^ “東京ディズニーリゾート®30周年“ザ・ハピネス・イヤー”4月15日(月)よりいよいよスタート!” (PDF). オリエンタルランド (2012年4月1日). 2013年4月6日閲覧。4月1日に一部修正が加えられている。
出典
- 講談社 Disney FAN 増刊 永久保存版! 東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー” 2013年6月増刊号
- 講談社 月刊「ディズニーファン」2013年7月号
関連項目
外部リンク