ハチ博物館
![]() ![]() ![]() ハチ博物館(ハチはくぶつかん)は、長野県上伊那郡中川村にあるハチの博物館である。 概要ハチ博物館は、中川村営の宿泊施設である望岳荘の館内に立地する、ハチをテーマにした博物館であり、中川村在住のハチ研究家が、習性を利用することでキイロスズメバチを操り、自在な形状で巣作りをさせた様々なハチの巣や、ハチを並べることで描いた絵であるハチアート、ハチの生態や標本などが展示されている。 主な展示物には、1994年に博物館の目玉とすべく作成された、全長4.1メートルの長大なハチの巣や、1995年に長野オリンピックの成功を祈念して作成された、聖火ランナーを模したハチの巣、1996年から1997年にかけて作成された、重量500キログラムの巨大なハチの巣などがある。 博物館の開館は1995年4月であり、観光振興を目論む中川村が村内の新たな観光拠点とすべく、中川村ふれあい観光施設条例に基づいて設置したもので[1][2]、管理・運営は指定管理者制度に基づいて、村が出資している第3セクターの中川観光開発株式会社が行っている[3]。 主な展示物長大なハチの巣ハチ研究家が操ったキイロスズメバチの女王蜂27匹と働き蜂約20万匹により作成されたハチの巣であり、大きさは全長が4.1メートル、直径は約60センチメートルとなっている[4]。台木となっているナラの木は、鉄筋コンクリート製の台座に固定されており、全長は4.9メートルである。 ハチ博物館の目玉とすべく1994年に作成されたもので、5月に台木の設置が行われ、完成後の12月17日に望岳荘へ搬入された[4][5]。 完成当時としては世界最長となるハチの巣であったが、1996年にこれを越える全長が6.5メートルになるハチの巣が作成され、東御市の蜂天国で展示されている。 巨大なハチの巣ハチ研究家が操ったキイロスズメバチの女王蜂114匹と働き蜂約50万匹により作成されたハチの巣であり、大きさは全長2.7メートル、直径2.25メートル、胴回り6.6メートルで、重量は巣本体が約500キログラム、台木と台座が約1000キログラムとなっている[6][7]。ハチの習性を用いることで、巣の側面に「ハチ」の文字を描かせている。 1996年から1997年にかけて作成され、1998年4月16日にハチ研究家の後援組織である蜂友会(ほうゆうかい)によってハチ博物館へ搬入された[7]。 聖火ランナーを模したハチの巣ハチ研究家が操った女王蜂20匹と働き蜂約15万匹により作成されたハチの巣であり、全長は2メートル、重量約20キログラムとなっている[8]。 長野オリンピックの成功を祈って、1995年6月から11月にかけて作成され、1996年4月18日にハチ博物館での展示が始まった[9]。また9月25日からは長野県庁の本館棟1階にある県民ホールでも展示された[8]。 入館者数
利用情報
脚注
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