ノール・デュ・ケベック地域
ノール・デュ・ケベック地域(ノール・デュ・ケベックちいき、フランス語: Nord-du-Québec)はカナダ・ケベック州の地方行政区の1つ。ケベック州北部で州面積の55%を占める最大の地域。人口では州全体の0.5%に過ぎず、住民の約半分が先住民族のクリー族及びイヌイット族である。西をハドソン湾とジェームズ湾、北をアンガヴァ湾に面し東はラブラドール地方(ニューファンドランド・ラブラドール州)に接している。この地域の全面積が「ジェームズ湾・北ケベック協定(Convention de la Baie-James et du Nord québécois / James Bay and Northern Quebec Agreement、1975年)」に含まれ、先住民族との調和のとれた経済発展を保証している。 行政区分ノール・デュ・ケベック地域は大きく分けて、3つの「同等地域」(郡に相当する地域、territory equivalent to a regional county municipality、TE)に分かれている。人口は2011年国勢調査のもの。
但しクリー族評議会(Grand Conseil des Cris)がイユー・イスチと呼ぶ場合には、ジャメジーの大部分となる隣接する伝統的なクリー族の領地を指す。 ノール・デュ・ケベック地域で最も人口の多い集落はジャメジーにあるシブガモ(Chibougamau)である。イユー・イスチで最大の集落はチサシビ(Chisasibi、ᒋᓴᓯᐱ)。カティヴィクで最も人口の多い集落はクージュアク(Kuujjuaq)である。 ヌナビク地区にはまた、(Nunavik、北緯55度線以北)には「ジェームズ湾・北ケベック協定」に基づく14の北方村落(Villages Nordiques)がある。 カティヴィク
クリー自治地域
ジャメジージャメジーの語源はジェームス湾に注ぐ流域であった[2]が、現在ではイユー・イスチ以外の北緯55度線以南の地域を指す。イユー・イスチの伝統的な領地と重複しているが行政区分としては上記のクリー自治地域を除く北緯55度線以南の地域と定義されている。 下層自治体ジャメジーには5つの下層自治体(市町村にあたる)が存在する。
脚注
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