ヌットサラ・トムコム
ヌットサラ・トムコム(Nootsara Tomkom, 1985年7月7日 - [1])は、タイの女子バレーボール選手。タイ王国代表。 来歴
もともとはアタッカーで、170cmという比較的小柄な体格ながら活躍を見せていた。しかし、手元の技術がコーチの目にとまったことからセッターに転向した。ユースの試合に出場するにつれて、引退した前代表セッターの後継として協会から白羽の矢が立った。イタリアで開かれたワールドグランプリ2003では、初スタメンながらわずか2度目の世界大会であるチームを9位へと導いた。 2004年のアテネオリンピック世界最終予選でもレギュラーセッターとして活躍。セッターランキングで日本の竹下佳江に継ぐ2位に入った(セット率5.95)。本大会出場はならなかったものの、チームの5位(8カ国中)に貢献。 ワールドカップ2007ではタイ・日本戦を中継したフジテレビが「(竹下とヌットサラの)セッター対決」と評するなど、その注目を集めた。大会通算のセッターランキングでも5位に入った。 2007年と2008年のアジアクラブ選手権でベストセッター賞を受賞した。2009年のアジア選手権では同国を初優勝へ導き、同大会でベストセッター賞に輝いた。また、同年のワールドグランドチャンピオンズカップへも初出場した。2010年の第2回アジアカップでもベストセッター賞を受賞し、銀メダルを獲得する。同年に日本で開催された世界選手権に出場した。 2011年のワールドグランプリでは初の決勝ラウンド進出を果たし6位入賞の原動力となった。 セッターとしての評価は高く、タイ代表の繰り出す多彩な攻撃を支えている。代表の近年の躍進においてセンターのプルームジット・ティンカオと並び、中心的な役割を果たしている。「二枚換え」という戦術の関係で控えセッターと代わることも多いが、攻撃重視のチーム方針によるところが大きい[要出典]。 2023年、ダイヤモンドフード・ファインシェフの選手としてアジアクラブ選手権に出場し、ベストセッター賞を受賞した[2]。 所属チーム
球歴
受賞歴
脚注
外部リンク
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