ニコラ・ブーチェビッチ
ニコラ・ブーチェビッチ(Nikola Vučević 発音:[nee-koe-luh VOO-chay-vitch][2]、1990年10月24日 - )は、モンテネグロのプロバスケットボール選手。スイス連邦ヴォー州モルジュ郡モルジュ出身。NBAのシカゴ・ブルズに所属している。ポジションはセンター。ニコラ・ブセビッチと表記されることもある。 経歴生い立ち父親のボリスラフ・ブーチェビッチはKKボスナに所属した1979年には欧州チャンピオンズカップで優勝、さらにユーゴスラビア代表にもなったバスケットボール選手だったブーチェビッチはベルギーで育った。ブーチェビッチがティーンエイジャーの時、一家はモンテネグロに移った[3]。 カレッジ高校の3年次の10月にカリフォルニア州のシミバレーの学校にモンテネグロから加入、平均18得点、12リバウンドをあげた。高校卒業後はUSCに進学した。 1年次にはNCAAによるアマチュア資格の審査により、シーズン最初の8試合を欠場した。この年先発3試合を含む23試合に出場し、平均2.6得点、2.7リバウンドの成績であった[3]。デビュー戦となった2008年12月15日のペパーダイン大学戦では6分間の出場で2得点、2ブロックショット、2リバウンドをあげた。2009年1月24日のワシントン州立大学戦で初先発、8得点、5リバウンドをあげ、チームは46-44で勝利した。同年2月9日のUCLA戦でも8得点をあげた。2月19日のワシントン州立大学戦で2度目の先発出場を果たした。3月5日のオレゴン大学戦では自己ベストの7リバウンドをあげた。3月22日のミシガン州立大学とのNCAAトーナメント2回戦では6得点、4リバウンドをあげたがチームは敗れた。この年FG成功率は57.8%であった。 2年次にはチームで2番目の10.4得点、トップの9.7リバウンドをあげた。この年彼はカンファレンストップの283リバウンドをあげ、オフェンスリバウンドを1試合あたり6.3回拾った。ブロックショットでも39回とカンファレンス4位、FG成功率は50.4%でチームトップ、カンファレンスでも7位の成績で、カンファレンスのMIP(最も改善された選手に与えられる賞)に選ばれた。全30試合に先発出場した彼は、USCの2年生としては大学史上歴代2位のブロック、歴代3位のリバウンドをあげ、ダブルダブルを10回記録した。 2009年11月17日のカリフォルニア大学リバーサイド校との開幕戦では18得点、8リバウンドといずれも自己ベストを記録した。11月21日のロヨラ・メリーマウント大学戦では19得点、11リバウンド、12月3日のテキサス大学戦では18得点、14リバウンドをあげた。2010年1月16日のUCLA戦ではシュート12本中9本を決めて、19得点、後半だけで17得点をあげた。 3年次には、オールPAC10ファーストチーム、FOXスポーツよりオールアメリカンの4thチームに選ばれた[4]。2011年3月、4年次に進学せずにアーリーエントリーすることを表明した。NBAdraft.netは、彼の指名順位を23位と予想した。 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ2011年のNBAドラフト1巡全体16位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名された[5]。NBAシーズンがロックアウト中はモンテネグロのKKブドゥチノスト・ポドゴリツァでプレーした。同年12月9日、シクサーズと契約を結んだ[6]。2012年2月4日のアトランタ・ホークス戦では自己ベストの15得点をあげた[7]。 オーランド・マジック2012年8月10日、ドワイト・ハワード絡みのロサンゼルス・レイカーズ、デンバー・ナゲッツなどを含んだ4チーム間の大型トレードでオーランド・マジックに移籍。マジック移籍後は主軸として活躍。2014年10月23日には、マジックと4年5300万ドルで延長契約を結んだ。 2015年11月11日のロサンゼルス・レイカーズ戦では、99-99の同点で迎えた第4クォーター残り数秒の場面から、決勝のブザービーターショットを決めた[8]。 2017年12月9日のアトランタ・ホークス戦で自身初のトリプル・ダブルを記録した。 2018-19シーズンには自身最高の成績を残し、チームを7年ぶりのプレーオフ進出に導いた。また、オールスターゲームにも初出場を果たした。シーズン終了後、FAとなったが、マジックと4年1億ドルで再契約した[9]。 シカゴ・ブルズ2021年3月25日にウェンデル・カーター・ジュニア、オット・ポーター・ジュニア、2つのドラフト1巡目指名権とのトレードで、アル・ファルーク・アミヌと共にシカゴ・ブルズへ移籍した[10]。 個人成績
NBAレギュラーシーズン
プレーオフ
カレッジ
脚注
外部リンク
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