ナッシュビル (ドック型輸送揚陸艦)
ナッシュビル (USS Nashville, LPD-13) は、アメリカ海軍のドック型揚陸艦。クリーブランド級ドック型輸送揚陸艦の7番艦。テネシー州ナッシュビルに因んで命名され、その名を持つ艦としては3隻目である。 艦歴ナッシュビルは1966年3月14日にワシントン州シアトルのロッキード・シップビルディング社で起工する。1967年10月7日にロイ・L・ジョンソン夫人によって命名、進水し、1970年2月14日にフランク・R・ファーランド艦長の指揮下ブレマートンのピュージェット・サウンド海軍工廠で就役した。 ナッシュビルは様々な任務を行ったが、その中にはカリブ海強襲揚陸グループ、地中海強襲揚陸グループ、ペルシャ湾強襲揚陸グループ、水雷対抗任務グループ、NATOの北大西洋演習、大西洋艦隊の訓練演習が含まれる。[2] 2006年1月16日、17日にナッシュビルはMQ-8 ファイアスカウト無人ヘリコプターの着艦が行われた最初の艦となった。[4] 2006年7月、イスラエル国防軍によるヒズボラへの攻撃が激化し、ナッシュビルはイオー・ジマ特別遠征攻撃グループの一部としてレバノンに派遣され、第24海兵隊遠征部隊を輸送、紛争地区からアメリカ国民を救助した[5]。2006年7月20日に海兵隊はレバノンに上陸し、それは1982年以来のことであった[6]。ナッシュビルはテレビ番組「アンソニー世界を喰らう」の、ベイルートからアメリカ人を救出するエピソードで特集された。救助されたアメリカ人の中にはアンソニー・ボーディン自身が含まれた。このエピソードはエミー賞のノミネートを受けた。 ナッシュビルは2009年9月30日にバージニア州ノーフォークのノーフォーク海軍基地で退役した。海軍高官は艦の維持には費用がかかりすぎ、新たな艦を運用するより効率的でないと述べた[2]。 インドへの売却インドからの情報源によると、インド海軍はナッシュビルの取得を希望した[7]。しかしながら2007年8月現在でインドは取引を進めることを決定しなかった[8]。結局インド海軍はナッシュビルではなくトレントン (USS Trenton, LPD-14) を取得し、現在はジャラシュワ (INS Jalashwa, L41) として運用されている[9]。 参照
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