ナイト・リビエラ
ナイト・リビエラ(Night Riviera)とは、イギリスの首都ロンドンと、イングランド南西部コーンウォールの最西端の都市ペンザンスの間を運行する寝台列車である。ロンドンとスコットランドを結ぶカレドニアン・スリーパーと並び、イギリス国内で現役で運行されている2つの寝台列車の一つである。 沿革ナイト・リビエラは、ロンドンとペンザンスを結ぶ昼行列車「コーニッシュ・リヴィエラ・エクスプレス」を補完する夜行列車として、イギリス国鉄時代の1983年7月11日に運行を開始した。「リビエラ」はイタリア語で海岸などを意味し、コーンウォールの風光明媚な海岸線を「コーニッシュ・リビエラ」と呼ぶ。 2017年現在の運行会社はグレート・ウェスタン・レールウェイである。 運行形態ロンドン・パディントン駅とペンザンス駅の間を、土曜日発を除いた週6日(発車時間は日曜日~金曜日)、1日1往復運行している。 同じイギリスの寝台列車であるカレドニアン・スリーパーが途中駅で編成を分解・結合するのに対し、ナイト・リビエラは一切の分解・結合を行うことなくロンドン - ペンザンス間を運行される。 1999年よりカートレインの併結を行っていたが、2005年夏の運行を最後に終了した。
編成動力車は専用に用意された4両の57形ディーゼル機関車(47形の更新改造機)が用いられ、1編成につき1両が牽引する。また、かつてのグレート・ウェスタン鉄道で用いられていた蒸気機関車の伝統に倣って、これらのナイト・リビエラ専用機関車には城の名前が愛称としてつけられている。 客車は寝台車と座席車の他にも食堂車が連結されており、全てマーク3客車で構成されている。寝台車は全て個室寝台車であり、シングル個室と二段式ベッドを有するダブル個室の2種類の個室が用意されている。座席車の座席は昼間列車の一等車と同等の2列×1列の配置である。 外部リンク |