ドリームキャッチャー (装飾品)ドリームキャッチャー(英: Dreamcatcher)とは、北アメリカ大陸北部の少数民族オジブワの伝統的な魔除け、装飾品。 柳の枝を曲げた輪に糸を張って蜘蛛の巣に見立て、悪夢を捕らえ防いでくれるよう願った。オジブウェー語のローマ字ではasabikeshiinhと記され、クモまたはクモの巣を意味する。 1960年代から1970年代のパン・インディアン運動により、他の少数民族へ広まったとみられ、先住民族、ファースト・ネーションの文化的アイデンティティーを象徴すると見なされもした。もっとも、現在市場に流通しているアクセサリー商品に対しては、その限りでない模様。 概要現在のアメリカ・カナダ国境付近、五大湖周辺で漁労生活を送っていた彼らは、円または涙形の枠でイラクサの繊維を撚り合わせ、漁に用いていた。ドリームキャッチャーはこの作業の中から生まれたと考えられ、子供たちの寝床の上に下げて悪霊・悪夢から守ってくれる、魔除けのお守りとなった。 テリ・J・アンドリューズ(Terri J. Andrews)によると、 その後、ニューエイジ運動などを通じて日本をはじめ世界的に知られ、アクセサリーとして販売されるようになった。しかしこのことは、最も伝統的なインディアンやその支援者からすると、好ましくない文化流用だと見なされている。 脚注参考文献
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