ドラツィ・ブルノ
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原語表記
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Sportovní klub Draci Brno
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創設年度
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1972年
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所属リーグ
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加盟団体
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チェコ野球協会
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リーグ
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チェコ・エクストラリーガ (1993年 - ) ユーロリーグベースボール (2016年)
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歴代チーム名
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- ドラツィ・ブルノ (1993年 - )
- スラヴィア・ブルノVŠZ (1972年 - 1992年)
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本拠地
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ホームタウン
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南モラヴィア州・ブルノ
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本拠地
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ブルノ市営球場 (2007年 - )
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過去の本拠地
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Zamilované hájek (1992年 - 2006年)
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永久欠番
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なし
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獲得タイトル
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リーグ優勝0(23回)
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1995・1996・1997・1998・1999・2000・2001・2002・2003・2004・2005・2006・2007・2008・2009・2010・2012・2013・2014・2016・2017・2020・2022
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チェコ・ベースボール・カップ0(17回)
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1995・1996・1997・1998・2000・2002・2003・2006・2007・2008・2009・2010・2011・2012・2013・2017・2018
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球団組織
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会長
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イゴール・クラトフヴィール
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GM
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アルノシュト・ネスナル
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監督
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ヒネク・チャプカ
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ドラツィ・ブルノ(SK Draci Brno)は、チェコの野球チームである。チェコ・エクストラリーガに創設年から所属し、リーグ戦では23回、カップ戦(チェコ・ベースボール・カップ)では17回といずれも最多の優勝回数を誇る。2007年より、南モラヴィア州・ブルノ市南部のコマーロフ地区に位置するブルノ市営球場(Městský baseballový stadión)を本拠地としている。チーム名の「ドラツィ」はチェコ語で「竜」を意味する。
歴史
1972年、ブルノのスポーツクラブ「スラヴィア・ブルノVŠZ」にソフトボール部門が設立されたのが歴史の始まりである。1973年にはアマチュアのソフトボール大会で優勝し、チェコスロバキア体育連盟(ČSTV)の主催により1974年に新設された野球の全国リーグに招待された[1]。スロバキアとの分離に伴って1993年から新たに開始されたチェコ・エクストラリーガには初年度から参加し、1995年に初優勝を果たして以来、16連覇を達成した。
当初は市内のサッカー場などを拠点としていたが、1992年にはジェチコヴィツェ地区の公園内に野球場が建設され、2006年まで本拠地とした。同年に市内の企業Starez Sportの協力のもとで新たな市営球場が建設され、翌年より本拠地を移転した[1]。
チェコ国内のリーグ戦やカップ戦のみならず、欧州レベルの大会でも成績を残している。2016年には、結果的に1年限りの開催となったユーロリーグベースボールに参加。ドイツのレーゲンスブルク・レギオネーレおよびミュンヘン=ハール・ディサイプルズとの3球団で実施されたリーグ戦で優勝を果たした。同年には、この年から開始された欧州のクラブチームによるカップ戦の3部にあたるフェデレーションズカップにも参戦し優勝した。翌年は2部にあたるCEBカップに参戦し、ここでも優勝を果たした。以降も出場を続け、2018年は1部にあたる欧州チャンピオンズカップで5位、2019年は本拠地での開催となったCEBカップで2位、2021年はCEBカップから名称が変更されたコンフェデレーションカップで優勝、2022年は欧州チャンピオンズカップで5位に入っている。
組織
エクストラリーガに参戦するAチームに加えてBチーム、Cチームが設けられている他、年代別のチーム(U-21、U-18、U-17、U-15、U-13、U-11、U-10、U-9、U-8、U-7、U-6)も設けられている。2019年のチェコ・ベースボール・カップではAチームが準々決勝で敗退した一方、U-21が初優勝を果たした。
年度別成績
国内リーグ戦・カップ戦
年
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チェコ・エクストラリーガ
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チェコ・ベースボール・カップ
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レギュラーシーズン
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ポストシーズン
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順位
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試合
|
勝利
|
敗戦
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勝率
|
1995[2]
|
優勝 |
21 |
16 |
5 |
.762 |
|
優勝(1)
|
1996[3]
|
優勝 |
27 |
24 |
3 |
.889 |
|
優勝(2)
|
1997[4]
|
優勝 |
29 |
22 |
7 |
.759 |
|
優勝(3)
|
1998[5]
|
優勝 |
28 |
25 |
3 |
.893 |
|
優勝(4)
|
1999[6]
|
1位 |
23 |
23 |
0 |
1.000 |
優勝(5)
|
|
2000[7]
|
1位 |
33 |
25 |
8 |
.758 |
優勝(6)
|
優勝(5)
|
2001[8]
|
1位 |
30 |
26 |
4 |
.867 |
優勝(7)
|
準優勝
|
2002[9]
|
1位 |
33 |
29 |
4 |
.879 |
優勝(8)
|
優勝(6)
|
2003[10]
|
1位 |
30 |
25 |
5 |
.833 |
優勝(9)
|
優勝(7)
|
2004[11]
|
1位 |
29 |
28 |
1 |
.966 |
優勝(10)
|
|
2005[12]
|
1位 |
35 |
29 |
6 |
.829 |
優勝(11)
|
準優勝
|
2006[13]
|
1位 |
35 |
32 |
3 |
.914 |
優勝(12)
|
優勝(8)
|
2007[14]
|
1位 |
28 |
25 |
3 |
.893 |
優勝(13)
|
優勝(9)
|
2008[15]
|
1位 |
28 |
24 |
4 |
.857 |
優勝(14)
|
優勝(10)
|
2009[16]
|
1位 |
34 |
30 |
4 |
.882 |
優勝(15)
|
優勝(11)
|
2010[17]
|
1位 |
28 |
25 |
3 |
.893 |
優勝(16)
|
優勝(12)
|
2011[18]
|
1位 |
35 |
28 |
7 |
.800 |
準優勝
|
優勝(13)
|
2012[19]
|
1位 |
35 |
25 |
10 |
.714 |
優勝(17)
|
優勝(14)
|
2013[20]
|
1位 |
35 |
29 |
6 |
.829 |
優勝(18)
|
優勝(15)
|
2014[21]
|
1位 |
35 |
24 |
11 |
.686 |
優勝(19)
|
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2015[22]
|
1位 |
35 |
29 |
6 |
.829 |
準優勝
|
|
2016[23]
|
1位 |
35 |
27 |
8 |
.771 |
優勝(20)
|
準優勝
|
2017[24]
|
1位 |
36 |
31 |
5 |
.861 |
優勝(21)
|
優勝(16)
|
2018[25]
|
1位 |
27 |
26 |
1 |
.963 |
準優勝
|
優勝(17)
|
2019[26]
|
2位 |
27 |
22 |
5 |
.815 |
準決勝敗退
|
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2020[27]
|
2位 |
18 |
13 |
5 |
.722 |
優勝(22)
|
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2021[28]
|
2位 |
27 |
18 |
9 |
.667 |
準優勝
|
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2022[29]
|
1位 |
21 |
18 |
3 |
.857 |
優勝(23)
|
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※ 1995年〜1998年はプレーオフが実施されず。括弧内の数字は優勝回数を表す。
欧州リーグ戦・カップ戦
- 2016年 - フェデレーションズカップ 優勝
- 2017年 - CEBカップ 優勝
- 2018年 - 欧州チャンピオンズカップ 5位
- 2019年 - CEBカップ 2位
- 2020年 - (新型コロナウイルス感染症の拡大により中止)
- 2021年 - コンフェデレーションカップ 優勝
- 2022年 - 欧州チャンピオンズカップ 5位
ユーロリーグベースボール
ユーロリーグベースボール
|
年
|
順位
|
試合
|
勝利
|
敗戦
|
勝率
|
2016
|
優勝
|
8
|
6
|
2
|
.750
|
脚注
関連項目
外部リンク