ドイツ・ブンデスリーガ1984-1985

Fußball-Bundesliga
シーズン 1984-1985
優勝 FCバイエルン・ミュンヘン
(8回目)
試合数 306
ゴール数 1074 (1試合平均3.51)
得点王 西ドイツの旗 クラウス・アロフス
(26点)
合計観客動員 6,065,779
平均観客動員 19,823

フースバル・ブンデスリーガ 1984-1985ドイツサッカー協会 (DFB) によって開催された男子全国最上位リーグの第22シーズン目である。FCバイエルン・ミュンヘンが優勝し、8回目のドイチャー・フースバルマイスターの座に就いた[1][2][3][4]

概要

バイエルンは3度目となる「首位貫徹優勝」を成し遂げ、ドイツ王座を奪回した。第1節終了時のみ、ボルシア・メンヒェングラートバッハおよび1.FCケルンと勝ち点・得失点差で並び同率首位であったが、第2節以降は単独首位に立ち、この座を最後までキープし続けた。開幕6連勝で2位グラートバッハに勝ち点4差、第10節には5差をつけたが、第14節には1差にまで縮められた。

しかし僅差ながらもバイエルンの首位は変わらず、対して2位以下の追走者集団の顔ぶれは目まぐるしく変わった。最終節前、バイエルンは2位ヴェルダー・ブレーメンに対し勝ち点2差、得失点差2ポイントのリードを保っていた。そしてブレーメンはボルシア・ドルトムントに0-2で敗れ、バイエルンはアイントラハト・フランクフルトに1-0で勝利し、勝ち点4差で優勝し、一試合を残してマイスターシャフトを奪回した。

第12節の注目試合、ベーケルベルクシュタディオンドイツ語版で行われた1984年12月11日のグラートバッハ-バイエルン戦 (3-2)は、ARDで初めてCMなし・ノーカットで生中継された。実況はヘリベルト・ファスベンダードイツ語版

順位表[4]

首位
最下位


チーム 出場権または降格
1 FCバイエルン・ミュンヘン (C) 34 21 8 5 79 38 +41 50 UCC出場
2 ヴェルダー・ブレーメン 34 18 10 6 87 51 +36 46 UC出場
3 1.FCケルン 34 18 4 12 69 66 +3 40
4 ボルシア・メンヒェングラートバッハ 34 15 9 10 77 53 +24 39
5 ハンブルガーSV 34 14 9 11 58 49 +9 37
6 SVヴァルトホーフ・マンハイム 34 13 11 10 47 50 −3 37
7 バイアー05ユールディンゲン 34 14 8 12 57 52 +5 36 CWC
8 FCシャルケ04 34 13 8 13 63 62 +1 34
9 VfLボーフム 34 12 10 12 52 54 −2 34
10 VfBシュトゥットガルト 34 14 5 15 79 59 +20 33
11 1.FCカイザースラウテルン 34 11 11 12 56 60 −4 33
12 アイントラハト・フランクフルト 34 10 12 12 62 67 −5 32
13 バイアー04レーヴァクーゼン 34 9 13 12 52 54 −2 31
14 ボルシア・ドルトムント 34 13 4 17 51 65 −14 30
15 フォルトゥナ・デュッセルドルフ 34 10 9 15 53 66 −13 29
16 アルミニア・ビーレフェルト (R) 34 8 13 13 46 61 −15 29 昇降格プレーオフ出場
17 カールスルーアーSC (R) 34 5 12 17 47 88 −41 22 2.フースバル・ブンデスリーガ1985–1986ドイツ語版に自動降格
18 アイントラハト・ブラウンシュヴァイク (R) 34 9 2 23 39 79 −40 20
出典: www.dfb.de
順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 得失点差; 3) 総得点.
(C) 優勝; (R) 降格.

昇降格プレーオフ

チーム #1 スコア チーム #2
1.FCザールブリュッケン 2:0 アルミニア・ビーレフェルト
アルミニア・ビーレフェルト 1:1 1.FCザールブリュッケン
1.FCザールブリュッケン 3:1 アルミニア・ビーレフェルト
2.ブンデスリーガ降格: DSCアルミニア・ビーレフェルト
1.ブンデスリーガ昇格: 1.FCザールブリュッケン

得点ランキング[5]

順位 選手 クラブ 得点数
1. 西ドイツの旗 クラウス・アロフス 1. FCケルン 26
2. 西ドイツの旗 ルディ・フェラー SVヴェルダー・ブレーメン 25
3. 西ドイツの旗 カール・アルゲーヴァードイツ語版 VfBシュトゥットガルト 19
西ドイツの旗 トーマス・アロフス 1. FCカイザースラウテルン
5. 西ドイツの旗 ジークフリート・ライヒドイツ語版 アルミニア・ビーレフェルト 18
西ドイツの旗 クラウス・トイバードイツ語版 FCシャルケ04

FCバイエルン・ミュンヘンのマイスターマンシャフト[6]

1. FCバイエルン・ミュンヘン

シーズン途中の移籍: ミヒャエル・ヘアトヴィヒドイツ語版 (→カールスルーアーSC), ライナー・マウラードイツ語版 (→VfBシュトゥットガルト), シュテファン・ディーナウアードイツ語版 (ブラウ=ヴァイス90ベルリン)

主審[7]

名前 生年月日 所属協会 担当試合数 備考
ヴォルフ=ディーター・アーレンフェルダー 1944-02-11 ニーダーライン 10 13 2
カール=ヨーゼフ・アッセンマッハー 1947-05-30 ミッテルライン 10 20 0
ハンス=ハインリヒ・バーニック 1943-02-06 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン 9 27 0
ジークフリート・ブレーム 1947-02-03 バイエルン 8 16 0
ホアスト=ペーター・ブルフ 1946-11-22 ザールラント 1 1 0 ブンデスリーガ担当初年度
ノアベアト・ブリュックナー 1947-01-08 ヘッセン 9 27 2
ペーター・コアレル 1944-11-09 ヴュルテンベルク 8 14 0
ハンス=ペーター・デルヴィン 1950-03-15 ラインラント 9 17 1
アードルフ・エアマー 1939-06-17 バイエルン 8 11 0
ヴェアナー・フェックラー 1945-06-24 ズュートヴェスト 10 33 0
ペータ-・ガボーア 1940-04-19 ベルリン 9 28 0
ヴィルフリート・ハイトマン 1943-10-04 ニーダーザクセン 8 22 0
フランツ=ヨーゼフ・ホントハイム 1938-08-13 ラインラント 10 38 0
ウド・ホーアアイス 1944-08-27 ハンブルク 9 27 1
ライナー・ユペ 1941-09-11 ヘッセン 8 10 0 ブンデスリーガ担当初年度
ヨアヒム・カウチョア 1941-09-06 ミッテルライン 8 22 1
アントン・マタイス 1947-07-15 ズュートヴェスト 8 16 0
マンフレート・ノイナー 1945-11-20 バーデン 9 15 0
ディーター・ニーバーガル 1950-07-22 ズュートヴェスト 9 31 2
ハンス=ヨアヒム・オスメアス 1948-04-07 ブレーメン 8 23 1
ディーター・パウリー 1942-02-14 ニーダーライン 10 16 0
レンツォ・ペドゥッツィ 1941-06-02 スイスサッカー協会 1 0 0 交換審判員
フリードリヒ・レッツマン 1945-08-10 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン 1 2 0
ギュンター・リッセ 1936-09-18 ヴェストファーレン 2 8 0
フォルカー・ロート 1942-02-01 ニーダーザクセン 10 19 1
クルト・レートリスベルガー 1951-05-21 スイスサッカー協会 2 2 0 交換審判員
ハンス・ショイエアー 1949-10-18 バイエルン 9 21 2 ブンデスリーガ担当初年度
マンフレート・シュルプ 1946-03-07 スイスサッカー協会 1 2 0 交換審判員
アーロン・シュミットフーバー 1947-02-28 バイエルン 10 24 1
ヴェアナー・シュッテ 1939-12-17 ヴェストファーレン 7 17 1 ブンデスリーガ担当初年度
ゲアハート・テオバルト 1949-12-27 ザールラント 8 11 0
カール=ハインツ・トリッチュラー 1949-09-16 ズュートバーデン 10 23 1
マンフレート・ウーリヒ (審判員) 1940-03-20 ヴェストファーレン 7 23 1
ヴォルフ=リューディガー・ウムバッハ 1945-08-07 ニーダーザクセン 10 26 1
ハンス・ヴァーマン 1939-06-27 ヴェストファーレン 8 18 1
ロバート・ヴァルツ 1942-02-27 ヴュルテンベルク 5 10 0
ヴィンフリート・ヴァルツ 1942-02-27 ヴュルテンベルク 2 9 0
ハンス=ユアゲン・ヴェーバー 1955-06-15 ニーダーライン 1 4 0 ブンデスリーガ担当初年度
ハインツ・ヴェアナー (審判員) 1946-08-08 ザールラント 8 19 0
ヴォルフ=ギュンター・ヴィーゼル 1947-11-16 ニーダーザクセン 9 18 0
リューディガー・ヴトケ 1939-08-15 ニーダーザクセン 9 19 0
ゲアト・ツィマーマン (審判員) 1951-04-22 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン 8 27 0
総計: 306 729 19
出典: weltfussball.de[8]

脚注

注釈

出典

  1. ^ Karel Stokkermans and Andreas Werner (2024年10月11日). “(West) Germany - List of Champions” (英語). RSSSF. 2025年2月5日閲覧。
  2. ^ Germany 1984/85” (英語). RSSSF. 2025年2月5日閲覧。
  3. ^ Bundesliga Titelträger” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  4. ^ a b Bundesliga Tabelle” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  5. ^ Bundesliga Torjäger 1984/85” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  6. ^ Bundesliga Einsätze” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  7. ^ Bundesliga Schiedsrichter 1984/85” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  8. ^ Schiedsrichter”. weltfussball.de. 2018年5月23日閲覧。

参考文献

  • ウルリッヒ・ヘッセ・リヒテンベルガー 秋吉香代子訳 (2005). ブンデスリーガ ドイツサッカーの軌跡. バジリコ株式会社. ISBN 4-901784-92-7 
  • Kicker-Sportmagazin: Jahrgänge 1984 und 1985, Olympia-Verlagドイツ語版 GmbH, ISSN

外部リンク

 

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