デナード・スパン
キーアンター・ディナード・スパン(Keiunta Denard Span, 1984年2月27日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロ野球選手(外野手、主に中堅手)。左投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。 愛称はスパニー(Spanny)、スパニアード(Spaniard)、ディー・スパン(D-Span)など[2][3]。 ミドルネームで登録名のDenardは、発音指示ではディナード(di-NAHRD)となっている[2]。 経歴プロ入りとツインズ時代2002年のMLBドラフト1巡目(全体20位)でミネソタ・ツインズから指名され、プロ入り。 2003年からは毎年「ベースボール・アメリカ」が選ぶツインズの有望株トップ10に名を連ねた[4]。 2008年4月6日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビュー。 2009年は完全に1番打者のレギュラーに定着。打率.311はリーグ9位、出塁率.392はリーグ10位だった。また、三塁打10本はリーグ最多であった。 2010年3月13日に2014年まで5年総額1650万ドル(2015年のオプションも含めると6年総額2550万ドル)でツインズと契約を延長した[5]。 ナショナルズ時代2012年11月29日にアレックス・メイヤーとの1対1のトレードで、ワシントン・ナショナルズに移籍した[6]。 2013年は自己最多タイの153試合に出場。打撃面では、メジャー最多三塁打[7]を放ち、打率.279・4本塁打・47打点という成績を残した。スピード面では、3シーズンぶりに20盗塁をクリアして通算100盗塁も達成。センターの守備は堅実で、153試合全てで守りについてDRS + 3・無失策という内容だった。また、外野刺殺数がメジャー全体で2位となり、ゴールドグラブ賞の候補になった[7]が、受賞には至らなかった。 2014年もリードオフマンを務め、147試合に出場。打撃面で好調を維持し、打率.302(リーグ6位)・5本塁打・37打点・94得点(リーグ5位)・31盗塁(リーグ5位)という素晴らしい成績をマーク。また、184安打はリーグ最多だった。守備では、4失策を犯してDRS - 3という成績に終わり、前年ほどの堅実さはなかった。活躍ぶりが評価されてMVPの票も少し集まり、19位に入った[8]。 2015年は61試合の出場に留まったが、2年連続.300以上となる打率.301をマーク。また、失敗ゼロで11盗塁を決め、改めて走塁センスをアピールした。一方、守備力は悪化の一途をたどっており、DRSは - 10まで落ち込んだ。オフの11月2日にFAとなった[9]。 ジャイアンツ時代2016年1月7日にサンフランシスコ・ジャイアンツと3年総額3100万ドル+出来高500万ドルに、4年目(2019年)の契約延長オプション付きの契約を結んだ[10]。 レイズ時代2017年12月20日にエバン・ロンゴリアとの1対4のトレードで、クリスチャン・アローヨ、スティーブン・ウッズ、マット・クルックと共にタンパベイ・レイズへ移籍した[11]。 マリナーズ時代2018年5月25日にアンドリュー・ムーア、トミー・ロメロとのトレードで、アレックス・コロメと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[12]。オフの10月30日に来季オプションが破棄されることとなり、FAとなった[13]。 プレースタイル俊足で内野安打が非常に多い。2009年はバント安打10本を含む42本の内野安打を放った。選球眼にも優れ、出塁率は高い。 守備範囲は広く、守備での貢献度も大きい。2009年は左翼で45試合、中堅で75試合、右翼で23試合に先発出場した[14]。 詳細情報年度別打撃成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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