第2代ウィームズ伯爵 デイヴィッド・ウィームズ (英語 : David Wemyss, 2nd Earl of Wemyss 、1610年 9月6日 – 1679年 7月[ 1] )は、スコットランド貴族 。1633年から1649年までエルホー卿 の儀礼称号 を使用した[ 2] 。
生涯
ジョン・ウィームズ (1633年に初代ウィームズ伯爵に叙爵)とジーン・グレイ(Jean Gray 、1640年8月17日没、第6代グレイ卿パトリック・グレイ (英語版 ) の娘)の息子として[ 2] 、1610年9月6日に生まれた[ 3] [ 1] 。
スコットランド軍 でファイフ の歩兵連隊を指揮して、1640年8月にニューカッスル・アポン・タイン まで進軍した[ 1] 。1644年9月1日に兵士約6千人を率いてティッパーミュアの戦い (英語版 ) で初代モントローズ侯爵ジェイムズ・グラハム と交戦したが敗走、1645年8月にはウィリアム・ベイリー (英語版 ) とともにキルシスの戦い で再びモントローズ侯爵と交戦したが再び敗北した[ 1] 。
1649年11月22日に父が死去すると、ウィームズ伯爵 位を継承、1655年11月13日に男女両系の相続人(heirs general )に認定された[ 2] 。1651年7月22日の特許状により、自身の爵位と財産の継承順位を自身の男系子孫(heirs male of his body )、自身が指名した人物、自身の男子相続人(heirs male whatever 、すなわち非直系も含む)と定めた[ 2] 。しかし、ウィームズ伯爵は3度結婚し、合計で10男6女をもうけたにもかかわらず、そのうちの10男4女に先立たれており、1672年には生存している男子がいないという情勢になった[ 3] 。そのため、ウィームズ伯爵は1672年8月23日に一旦爵位を返上して再叙爵を受け(ノヴォダマス )、自身の死後に娘マーガレット、ついでその男系子孫が爵位を継承できるようにした[ 2] 。
1679年7月にウィームズ城 (英語版 ) で死去[ 1] 、準男爵 位は休止 になり[ 3] 、娘マーガレット が再叙爵の条件に基づきウィームズ伯爵位を継承した[ 2] 。
家族
1625年7月[ 1] 、アンナ・バルフォア(Anna Balfour 、1649年11月10日没、第2代バーリーのバルフォア卿ロバート・バルフォア (英語版 ) の娘)と結婚、6男5女をもうけた[ 3] 。
ジョン(1627年11月22日 – 1636年までに没)
ジーン(Jean 、1629年6月19日 – 1715年1月5日) - 1649年4月26日、アンガス伯爵アーチボルド・ダグラス (英語版 ) (1609年ごろ – 1655年1月16日)と結婚、子供あり。1659年8月11日、第15代サザーランド伯爵ジョージ・ゴードン と再婚、子供あり
マーガレット(1630年9月24日 – 1648年5月17日と1649年11月10日の間に没)
デイヴィッド(1632年6月5日 – 1649年までに没)
ジョン(1636年12月10日 – 1646年までに没)
メアリー(1638年2月7日 – 1654年10月12日)
ロバート(1639年8月1日 – 1649年までに没)
イザベラ(1642年2月14日 – 1649年11月10日までに没)
アンナ(1643年9月20日 – 1649年11月10日までに没)
ジョン(1646年2月7日 – 1649年11月10日と1653年の間に没)
アレクサンダー(1647年10月20日 – 1649年11月10日と1653年の間に没)
1650年4月、ヘレナ・フレミング(Helenor Fleming 、1652年4月20日没、第2代ウィグトン伯爵ジョン・フレミング の娘)と再婚した[ 3] 。
1653年1月13日、マーガレット・スコット(Margaret Scott 、旧姓レスリー(Leslie )、1688年没、第6代ロシズ伯爵ジョン・レスリー の娘、第2代バクルー伯爵フランシス・スコット の未亡人)と再婚、4男1女をもうけた[ 3] 。
ジョン(1653年12月18日 – 1655年ごろ)
デイヴィッド(1655年3月13日 – 1671年9月28日)
ヒュー(Hew 、1656年5月23日 – 1659年ごろ)
ジョン(1657年10月13日 – 1660年ごろ)
マーガレット (1659年1月1日 – 1705年3月11日) - 第3代ウィームズ女伯爵
出典
^ a b c d e f Sorensen, Janet (23 September 2004). "Wemyss, David, fourth earl of Wemyss [formerly Lord Elcho]". Oxford Dictionary of National Biography (英語) (online ed.). Oxford University Press. doi :10.1093/ref:odnb/29035 。 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入 。)
^ a b c d e f Cokayne, George Edward , ed. (1898). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (U to Z, appendix, corrigenda, occurrences after 1 January 1898, and general index to notes, &c.) (英語). Vol. 8 (1st ed.). London: George Bell & Sons. p. 85.
^ a b c d e f "Wemyss, Earl of (S, 1633)" . Cracroft's Peerage (英語). 8 July 2019. 2020年12月7日閲覧 。