テンプレートエンジン![]() テンプレートエンジンはテンプレートと呼ばれる雛形と、あるデータモデルで表現される入力データを合成し、成果ドキュメントを出力するソフトウェアまたはソフトウェアコンポーネントである。テンプレートおよび成果ドキュメントは複数のこともある。成果ドキュメントには様々なフォーマットのものがあり、文書・ウェブページ・ソースコードなどがその例で、ドキュメント全体ではなく、その一部を出力することもある。 構成要素テンプレートエンジンは少なくとも以下の要素から成る。
データモデルデータモデルとしては、関係データベース・XML・フラットファイルデータベース(例えばCSV)・スプレッドシートなど様々な形式のものが考えられる。複数のデータモデルに対応した柔軟なテンプレートエンジンもある。 ソーステンプレートソーステンプレートの記述形式(仕様)は一般的に以下のようなものがある。
テンプレートエンジンテンプレートエンジンの役割は以下である。 テンプレートエンジンによってはその他のオプションが設定できるものもある。 成果ドキュメント出力である成果ドキュメントはドキュメントの全体または一部を構成する。 用途ウェブテンプレートエンジンウェブテンプレートエンジンは「ウェブテンプレート」とソースデータ(典型的には関係データベースから)を処理してウェブページ(またはその一部)を生成する。ウェブアプリケーション・ウェブサイトの開発においてはテンプレートエンジンの使用が標準的になっており、ウェブアプリケーションフレームワークの一部に含まれていることが多い。 テンプレートエンジンには独自のテンプレート言語を採用しているものと汎用のプログラミング言語上に構築されているものがある。前者の例はVelocity・Template Toolkit・FreeMarker・Smartyなどで、後者の例はJSP・eRubyなどである。 ドキュメント生成→詳細は「ドキュメンテーションジェネレータ」を参照
Javadocのようなソースコード埋め込みドキュメントからHTMLを生成するシステムもテンプレートエンジンの一種である。 コード生成ソースコード生成は成果ドキュメントとしてソースコードを出力するテンプレートエンジン処理である。その場合のデータモデルはUML、リレーショナルデータおよびアプリケーションドメインに応じた特別なデータストアなどがある。 利点テンプレートエンジンを利用することでいくつかの恩恵が受けられる。 関連項目 |
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