ツベタナ・ピロンコバ
ツベタナ・ピロンコバ(Tsvetana Pironkova, ブルガリア語: Цветана Кирилова Пиронкова, 1987年9月13日 - )は、ブルガリア・プロヴディフ出身の女子プロテニス選手。2010年のウィンブルドン女子シングルスでベスト4に入った選手である。これまでにWTAツアーでシングルス1勝を挙げている。身長180cm、体重65kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス31位、ダブルス141位。 来歴カヌー選手の父と水泳選手の母の間に生まれたピロンコバは、1歳[1]のころからテニスを始め2002年15歳でプロに転向する。2006年の全豪オープンで4大大会に初出場、1回戦で第10シードのビーナス・ウィリアムズに 2-6, 6-0, 9-7 で勝利したものの、2回戦進出が最高の成績と目立った選手ではなかった。 2010年のウィンブルドンではピロンコバはノーシードから快進撃を続け、準々決勝で過去5回優勝している第2シードのビーナス・ウィリアムズに 6-3, 6-3 でストレート勝ちして、ベスト4に進出した。ブルガリア女子のベスト4進出は史上初の快挙であった。準決勝ではベラ・ズボナレワに 6-3, 3-6, 2-6 で逆転負けしている。 2011年のウィンブルドンでは3回戦で前年に敗れた第2シードのベラ・ズボナレワを 6-2, 6-3 、4回戦ではビーナス・ウィリアムズを 6-2, 6-3 で破り2年連続でベスト8に進出した。準々決勝では優勝したペトラ・クビトバに 3-6, 7-6(5), 2-6 で敗れ2年連続のベスト4進出は逃した。 2012年のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でスロバキアのドミニカ・チブルコバに 7-6, 6-2 で勝利し2回戦でイタリアのフラビア・ペンネッタに 5-7, 1-6 で敗れた。全米オープンではノーシードから4回戦に進出しアナ・イバノビッチに 0-6, 4-6 で敗れた。 2014年1月のシドニー国際は予選から勝ち上がり初めてツアー決勝に進出した。決勝でアンゲリク・ケルバーを 6-4, 6-4 で破りツアー初優勝を果たした。 2016年全仏オープンでは4回戦で第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカを 2-6, 6-3, 6-3 で破る殊勲を挙げベスト8に進出した。準々決勝でサマンサ・ストーサーに 4-6, 6-7 (6) で敗れた。リオ五輪で3大会連続のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でラウラ・シグムントに 6-1, 4-6, 2-6 で敗れた。 ピロンコバは2016年7月にブルガリアの元サッカー選手ミハイル・ミルチェフ(Mihail Mirchev)と結婚している。2017年ウィンブルドン選手権を最後に公式戦出場から遠ざかっている。2018年4月に第1子の長男を出産している。 WTAツアー決勝進出結果シングルス: 1回 (1勝0敗)
4大大会シングルス成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
脚注
外部リンク
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