チャバ・コロシ
チャバ・コロシ(ハンガリー人の姓名:コロシ・チャバ、ハンガリー語: Kőrösi Csaba、ハンガリー語発音: [køːrøʃi tʃɒbɒ]、1958年 - )は、ハンガリーの外交官、第77代国際連合総会議長[1][2][3]。姓のコロシ(Kőrösi)は、日本語でクールシ[4][5]、ケーレシとも表記する[6]。 ハンガリー大統領府の環境サステナビリティ次官を務めた[7]。 経歴1958年にハンガリーのセゲドで生まれ、ロシアのモスクワ国際関係大学を卒業した[7]。イギリスのリーズ大学国際関係研究所、イスラエルのヘブライ大学トルーマン中東学研究所、アメリカのハーバード大学ケネディ・スクールでも学んでいる[7]。 1983年にハンガリー外務省に入省し、ギリシャ、イスラエル、リビアなど複数の国に赴任した[7]。2011年から2012年まで、国際連合のハンガリー常駐代表と総会副議長を務めた[1]。また、2014年のSDGsに関するオープン・ワーキング・グループでは、ケニアのマチャリア・カマウとともに共同議長を務めた[6][8]。ハンガリーでは国務副長官(安全保障政策、多国間外交、人権担当)や大統領府の環境サステナビリティ次官を歴任した[1][2]。 2022年6月7日、第77代国際連合総会議長に選出された[9]。他の候補者はなく、無投票当選であった[9]。同年9月13日、モルディブのアブドッラ・シャーヒドから議長職を引き継いだ[1][2][3]。9月22日には総会出席のためにニューヨークを訪れていた日本の外務大臣・林芳正と20分ほどの会談を行った[4] 2023年2月15日から2月19日にかけて、日本の外務省の招聘により来日し、林外務大臣との会談や内閣総理大臣・岸田文雄の表敬訪問のほか、茨城県つくば市を訪れ、筑波宇宙センターなどを視察する予定である[10]。 受章歴ハンガリー有功勲章を受章している。また、ポーランド有功勲章、マルタ騎士団、ギリシャフェニックス勲章も受章した[7]。 脚注
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