ダリウシュ・クーツ
ダリウシュ・スタニスワフ・クーツ(Dariusz Stanisław Kuć、より原語発音に近いカナ表記はダリユシュ・スタニスワフ・クチ、ポーランド語発音: [ˈdarʲjuʃ staˈɲiswaf kut͡ɕ]、1986年4月24日 ‐ )は、ポーランド・クラクフ出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mの自己ベストはポーランド歴代2位タイの10秒15。2011年大邱世界選手権の男子100mで準決勝に進出し、この種目では女子も含めポーランド人初のセミファイナリストになった選手である。 経歴2011年6月12日、男子100mで10秒15(+1.2)をマークした。これはかつて10秒00の白人最高記録保持者だったマリアン・ヴォロニンに次いで、ピョトル・バルツェジャクと並ぶポーランド歴代2位の記録である[1]。 2011年8-9月、大邱世界選手権に出場すると、男子100mの予選を10秒36(-1.2)の組3着で突破し、この種目では1997年アテネ大会のPiotr Balcerzakが記録した2次予選2組4着を塗り替え、女子も含めポーランド勢初の準決勝に進出した。準決勝は10秒51(-1.0)の組8着に終わったが[2]、現在も世界選手権の100mにおけるポーランド勢唯一のセミファイナリストである(2015年北京大会終了時点)。2走を務めた男子4×100mリレー決勝では38秒50をマークしての4位入賞に貢献したが、3位のセントクリストファー・ネイビスとは0秒01差で惜しくもメダルを逃した[3]。この種目では女子も含めポーランド勢初となるメダルを逃したが、4位という成績は現在もこの種目におけるポーランド勢最高成績である(2015年北京大会終了時点)。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注
外部リンク
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