ダイアナ・リグ
ダイアナ・リグ(Diana Rigg、本名:Dame Enid Diana Elizabeth Rigg DBE、1938年7月20日 - 2020年9月10日)は、イギリスの女優。 イギリスのテレビシリーズおしゃれ(秘)探偵(1965年-1968年)でのエマ・ピール役、007シリーズのボンドガール役(女王陛下の007(1969年))、近年ではゲーム・オブ・スローンズ(2013年–2017年)のオレナ・レッドワイン役で知られている。 ロンドンとニューヨークの両方で映画と演劇で多くの作品に出演し、1994年のトニー賞で最優秀女優賞を受賞。長年の演劇・ドラマでの活躍が認められ1988年に大英帝国勲章のCBE勲章、1994年にデイムを受勲している[1]。 来歴イングランド・サウス・ヨークシャー州ドンカスター出身[2]。子供の頃は父親の仕事の都合で、インドに住んだこともあった[2]。 ロンドンの王立演劇学校で演技を学び[3]、1955年にデビュー。1959年から数年、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにも参加した。 1965年よりテレビシリーズ『おしゃれ(秘)探偵』に出演、番組のヒットにより一躍スターとなるが、プライバシーがなくなったこと、ギャラが不当に安かったことなどが原因で2年で降板した。その後もテレビと舞台で活躍する。 1969年、007シリーズ『女王陛下の007』のボンドガールに選ばれ、トレイシー(テレサ)・ディ・ヴィンチェンゾ役を演じた。 1994年、演劇・ドラマでの長年の活躍が認められデイムの称号を授与された。同年、舞台『メデイア』("Medea")でトニー賞を受賞。そのほかにも『ヴァージニア・ウルフなんか怖くない』、『フォーリーズ』など様々な舞台に立ち、高い評価を得ている。 2013年、ドクター・フーのビクトリア朝時代の「深紅の恐怖」というエピソードで、娘のレイチェル・スターリング、マット・スミス、ジェナ・ルイーズ・コールマンと一緒に出演した。このエピソードは、彼女と彼女の娘のために特別に作成された。母と娘が同じ作品に出演したのは、2000年のNBC映画「In the Beginning 」以来であった。 同じ年から、リグはHBOシリーズのゲーム・オブ・スローンズに出演し始め、マージェリー・タイレルの父方の祖母である"茨の女王"オレナ・レッドワイン(オレナ・タイレル)という機知に富んだ貴族女性の政治家を演じた。 この役の出演が評価されエミー賞にノミネートされた。 プライベート![]() 1973年にイスラエルの画家Menachem Gueffenと結婚するが1976年に離婚。1982年に舞台演出家のArchie Stirlingと再婚するが1990年に離婚。1977年に生まれた娘のレイチェル・スターリングも女優になった。 死去2020年9月10日、82歳でロンドンの自宅で亡くなった。自身の娘であるレイチェルによると、リグの死因はがんであり、3月に診断されていたという[4]。 主な出演作品
参照
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