タンジェント (バンド)

タンジェント
The Tangent
ウェールズ チェプストウ公演(2023年)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド
ジャンル プログレッシブ・ロック
活動期間 2002年 -
レーベル インサイド・アウト・ミュージック
公式サイト www.thetangent.org
メンバー アンディ・ティリソン

タンジェントThe Tangent)は、2002年に結成されたプログレッシブ・ロック・グループである。

略歴

2002年の編成

創設者アンディ・ティリソン(2022年)

もともとはキーボード奏者のアンディ・ティリソンと「Parallel or 90 Degrees」のサム・ベイン、そしてザ・フラワー・キングスのギタリストであるロイネ・ストルト、ベーシストのヨナス・レインゴールド、ドラマーのソルタン・チョースによって結成された。著名なサックス奏者であるヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターデヴィッド・ジャクソンと、マルチ楽器奏者のガイ・マンニングによってセプテットは完成された。バンドは「一回限り」のプロジェクトになる予定だったが、10枚の公式スタジオ・アルバムと数多くのライブ・アルバムを制作している。

タンジェントには多数のメンバー・チェンジがあったが、すべてのレコーディングに参加した唯一のメンバーはティリソンであった。

ライブ・パフォーマンス

2003年以来、バンドは、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、フランスにてコンサートやフェスティバルに参加しさまざまな構成で演奏を行ってきた。バンドのメンバーは、他のアーティストと一緒にステージ上で特別ゲストとして出演することもある。2012年2月13日、ギタリストのルーク・マシンはイングランド・ロンドンにあるザ・ガレージのステージでペイン・オヴ・サルヴェイションに参加して、彼らの歌曲「Kingdom of Loss」を演奏した[1]

カバーアート

バンドのカバーアートの多くは、アーティストのエド・ユニツキーが手がけた。エドは、タンジェントの5枚のアルバム・カバーを完成させている。

アルバム『ノット・アズ・グッド・アズ・ザ・ブック』(2008年)のカバー・アートワークは、フランスのアーティスト、アントワーヌ・エトリによって作成された。

メンバー

2022年作『Songs from the Hard Shoulder』時点のラインナップ:

  • アンディ・ティリソン (Andy Tillison) - キーボード、ギター、ボーカル
  • セオ・トラヴィス (Theo Travis) - サクソフォーン、フルート、クラリネット
  • ルーク・マシン (Luke Machin) - ギター、ボーカル
  • ヨナス・レインゴールド (Jonas Reingold) - ベース、ボーカル
  • スティーヴ・ロバーツ (Steve Roberts) - ドラム

旧メンバー

  • ロイネ・ストルト (Roine Stolt) - ギター、ボーカル
  • ジャッコ・ジャクジク (Jakko Jakszyk) - ギター、ボーカル
  • クリスタ・ジョンソン (Krister Jonsson) - ギター
  • デヴィッド・ザックリソン (David Zackrisson) - ギター
  • デヴィッド・ミリオン (David Million) - ギター
  • ダン・ワッツ (Dan Watts) - ギター
  • サム・ベイン (Sam Baine) - キーボード、ピアノ、ボーカル
  • リカルド・ショブロム (Rikard Sjöblom) - キーボード、ボーカル
  • リンゼイ・フロスト (Lindsay Frost) - キーボード
  • ラレ・ラーション (Lalle Larsson) - キーボード
  • マリー=イヴ・デ・ゴルチエ (Marie-Eve de Gaultier) - キーボード、ボーカル
  • ロバート・ハンセン (Robert Hansen) - ベース
  • ジョナサン・バレット (Jonathan Barrett) - ベース、ボーカル
  • ダン・マッシュ (Dan Mash) - ベース、ボーカル
  • サイモン・アルボーン (Simon Albone) - ベース
  • デイヴ・アルボーン (Dave Albone) - ドラム
  • ソルタン・チョース (Zoltan Csörsz) - ドラム
  • ハイメ・サラザー (Jaime Salazar) - ドラム
  • マグナス・オストグレン (Magnus Östgren) - ドラム
  • ポール・バージェス (Paul Burgess) - ドラム
  • マイケル・ギルバーン (Michael Gilbourne) - ドラム
  • ニック・リックウッド (Nick Rickwood) - ドラム
  • トニー・レイサム (Tony "Funkytoe" Latham) - ドラム
  • ギャヴィン・ハリソン (Gavin Harrison) - ドラム
  • モーガン・オーギュレン (Morgan Ågren) - ドラム
  • デヴィッド・ジャクソン (David Jackson) - サクソフォーン、フルート
  • ガイ・マンニング (Guy Manning) - アコースティックギター、ブズーキ、マンドリン、キーボード、ボーカル
  • ジュリー・キング (Julie King) - ボーカル
  • デヴィッド・ロングドン (David Longdon) - ボーカル
  • ヨラン・エドマン (Goran Edman) - ボーカル

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ザ・ミュージック・ダイド・アローン』 - The Music That Died Alone (2003年)
  • 『ザ・ワールド・ザット・ウィ・ドライヴ・スルー』 - The World That We Drive Through (2004年)
  • 『ア・プレイス・イン・ザ・キュー』 - A Place in the Queue (2006年)
  • 『ノット・アズ・グッド・アズ・ザ・ブック』 - Not as Good as the Book (2008年)
  • 『ダウン・アンド・アウト・イン・パリス・アンド・ロンドン』 - Down and Out in Paris and London (2009年)
  • 『COMM』 - COMM (2011年)
  • 『仕事の儀式』 - Le Sacre du Travail (2013年)
  • 『ア・スパーク・イン・ジ・エーテル - ザ・ミュージック・ザット・ダイド・アローン Vol.2』 - A Spark in the Aether (2015年)
  • The Slow Rust of Forgotten Machinery (2017年)
  • 『プロクシー』 - Proxy (2018年)
  • 『オート・リコニサンス』 - Auto Reconnaissance (2020年)
  • Songs from the Hard Shoulder (2022年)

ライブ・アルバム

  • Pyramids and Stars (2005年)
  • 『ゴーイング・オフ・オン・ワン』 - Going Off on One (2007年)
  • 『ゴーイング・オフ・オン・トゥ』 - Going Off on Two (2010年)
  • London or Paris, Berlin or Southend On Sea (2012年)
  • 『ホテルキャントアフォードイット』 - Hotel Cantaffordit (2018年) ※タンジェカニック(タンジェント+カーマカニック)名義

コンピレーション・アルバム

  • A Place on the Shelf - a special enthusiast's collection (2009年)
  • 『仕事の棚』 - L’Étagère Du Travail (The Shelf Of Work) (2013年)

脚注

  1. ^ Andy Lye (25 March 2012). “Pain of Salvation live review”. Jukebox:Metal. 2020年3月10日閲覧。

外部リンク