タンジェント (The Tangent )は、2002年に結成されたプログレッシブ・ロック ・グループである。
略歴
2002年の編成
創設者アンディ・ティリソン(2022年)
もともとはキーボード奏者のアンディ・ティリソンと「Parallel or 90 Degrees」のサム・ベイン、そしてザ・フラワー・キングス のギタリストであるロイネ・ストルト 、ベーシストのヨナス・レインゴールド、ドラマーのソルタン・チョースによって結成された。著名なサックス奏者であるヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター のデヴィッド・ジャクソン と、マルチ楽器奏者のガイ・マンニングによってセプテットは完成された。バンドは「一回限り」のプロジェクトになる予定だったが、10枚の公式スタジオ・アルバムと数多くのライブ・アルバムを制作している。
タンジェントには多数のメンバー・チェンジがあったが、すべてのレコーディングに参加した唯一のメンバーはティリソンであった。
ライブ・パフォーマンス
2003年以来、バンドは、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、フランスにてコンサートやフェスティバルに参加しさまざまな構成で演奏を行ってきた。バンドのメンバーは、他のアーティストと一緒にステージ上で特別ゲストとして出演することもある。2012年2月13日、ギタリストのルーク・マシンはイングランド・ロンドンにあるザ・ガレージのステージでペイン・オヴ・サルヴェイション に参加して、彼らの歌曲「Kingdom of Loss」を演奏した[ 1] 。
カバーアート
バンドのカバーアートの多くは、アーティストのエド・ユニツキーが手がけた。エドは、タンジェントの5枚のアルバム・カバーを完成させている。
アルバム『ノット・アズ・グッド・アズ・ザ・ブック』(2008年)のカバー・アートワークは、フランスのアーティスト、アントワーヌ・エトリによって作成された。
メンバー
2022年作『Songs from the Hard Shoulder』時点のラインナップ:
アンディ・ティリソン (Andy Tillison) - キーボード、ギター、ボーカル
セオ・トラヴィス (Theo Travis) - サクソフォーン、フルート、クラリネット
ルーク・マシン (Luke Machin) - ギター、ボーカル
ヨナス・レインゴールド (Jonas Reingold) - ベース、ボーカル
スティーヴ・ロバーツ (Steve Roberts) - ドラム
旧メンバー
ロイネ・ストルト (Roine Stolt) - ギター、ボーカル
ジャッコ・ジャクジク (Jakko Jakszyk) - ギター、ボーカル
クリスタ・ジョンソン (Krister Jonsson) - ギター
デヴィッド・ザックリソン (David Zackrisson) - ギター
デヴィッド・ミリオン (David Million) - ギター
ダン・ワッツ (Dan Watts) - ギター
サム・ベイン (Sam Baine) - キーボード、ピアノ、ボーカル
リカルド・ショブロム (Rikard Sjöblom) - キーボード、ボーカル
リンゼイ・フロスト (Lindsay Frost) - キーボード
ラレ・ラーション (Lalle Larsson) - キーボード
マリー=イヴ・デ・ゴルチエ (Marie-Eve de Gaultier) - キーボード、ボーカル
ロバート・ハンセン (Robert Hansen) - ベース
ジョナサン・バレット (Jonathan Barrett) - ベース、ボーカル
ダン・マッシュ (Dan Mash) - ベース、ボーカル
サイモン・アルボーン (Simon Albone) - ベース
デイヴ・アルボーン (Dave Albone) - ドラム
ソルタン・チョース (Zoltan Csörsz) - ドラム
ハイメ・サラザー (Jaime Salazar) - ドラム
マグナス・オストグレン (Magnus Östgren) - ドラム
ポール・バージェス (Paul Burgess) - ドラム
マイケル・ギルバーン (Michael Gilbourne) - ドラム
ニック・リックウッド (Nick Rickwood) - ドラム
トニー・レイサム (Tony "Funkytoe" Latham) - ドラム
ギャヴィン・ハリソン (Gavin Harrison) - ドラム
モーガン・オーギュレン (Morgan Ågren) - ドラム
デヴィッド・ジャクソン (David Jackson) - サクソフォーン、フルート
ガイ・マンニング (Guy Manning) - アコースティックギター、ブズーキ、マンドリン、キーボード、ボーカル
ジュリー・キング (Julie King) - ボーカル
デヴィッド・ロングドン (David Longdon) - ボーカル
ヨラン・エドマン (Goran Edman) - ボーカル
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
『ザ・ミュージック・ダイド・アローン』 - The Music That Died Alone (2003年)
『ザ・ワールド・ザット・ウィ・ドライヴ・スルー』 - The World That We Drive Through (2004年)
『ア・プレイス・イン・ザ・キュー』 - A Place in the Queue (2006年)
『ノット・アズ・グッド・アズ・ザ・ブック』 - Not as Good as the Book (2008年)
『ダウン・アンド・アウト・イン・パリス・アンド・ロンドン』 - Down and Out in Paris and London (2009年)
『COMM』 - COMM (2011年)
『仕事の儀式』 - Le Sacre du Travail (2013年)
『ア・スパーク・イン・ジ・エーテル - ザ・ミュージック・ザット・ダイド・アローン Vol.2』 - A Spark in the Aether (2015年)
The Slow Rust of Forgotten Machinery (2017年)
『プロクシー』 - Proxy (2018年)
『オート・リコニサンス』 - Auto Reconnaissance (2020年)
Songs from the Hard Shoulder (2022年)
ライブ・アルバム
Pyramids and Stars (2005年)
『ゴーイング・オフ・オン・ワン』 - Going Off on One (2007年)
『ゴーイング・オフ・オン・トゥ』 - Going Off on Two (2010年)
London or Paris, Berlin or Southend On Sea (2012年)
『ホテルキャントアフォードイット』 - Hotel Cantaffordit (2018年) ※タンジェカニック(タンジェント+カーマカニック )名義
コンピレーション・アルバム
A Place on the Shelf - a special enthusiast's collection (2009年)
『仕事の棚』 - L’Étagère Du Travail (The Shelf Of Work) (2013年)
脚注
^ Andy Lye (25 March 2012). “Pain of Salvation live review ”. Jukebox:Metal. 2020年3月10日 閲覧。
外部リンク