タルボット・カウンティ級戦車揚陸艦

タルボット・カウンティ級戦車揚陸艦
基本情報
艦種 戦車揚陸艦(LST)
命名基準 郡の名
前級 LST-1級
次級 テレボーン・パリッシュ級
要目
基準排水量 2,324 t
満載排水量 6,000 t[1]
全長 116メートル (381 ft)[1]
最大幅 16.5メートル (54 ft)[1]
吃水 4.39メートル (14.4 ft)[1]
ボイラー バブコック・アンド・ウィルコックス製ボイラー×2基
主機 ウェスティングハウス蒸気タービン×2基
推進器 スクリュープロペラ×2軸
出力 6,000ps
速力 14ノット (26 km/h)[1]
搭載能力 貨物500トン[1]
乗員 約181名 他に兵員約175名[1]
兵装
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タルボット・カウンティ級戦車揚陸艦(タルボット・カウンティきゅうせんしゃようりくかん Talbot County class tank landing ship)はアメリカ海軍戦車揚陸艦[1]。同型艦は2隻[1]

概要

アメリカ海軍は第二次世界大戦中にLST-1級大量生産し、多くの上陸作戦に使用してきた。しかし、LST-1級は機関出力が1,800馬力と小さく、最大速力も11ノットと低速で、艦隊行動を行うには問題となる点があった。このため、戦車揚陸艦の速力向上が課題となり、タルボット・カウンティ級が設計された[1]

建造は、1945年7月から開始されている。機関はディーゼルエンジンから、6,000馬力の蒸気タービンへと変更になり、船体も一回り大型化された[1]。機関出力増強により最大速力は14ノットに向上したが、海軍が要求していた20ノットには達していなかった[1]。ビーチングのために、艦首扉を設けるなど艦首形状が航海に適したものとなっておらず、造波抵抗は大きい。主武装として5インチ単装砲を艦首と艦尾に装備しており、艦橋は艦の後部にある。

3隻が計画されたが2隻が1947年から1949年に就役したに留まっている。

同型艦

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『世界の艦艇 完全カタログ』コスミック出版、2019年7月25日、346,348頁。ISBN 978-4-7747-8657-5 

参考文献

  • アメリカ揚陸艦史 世界の艦船 2007年1月号増刊 海人社 EAN 4910056040171

 

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