タシュケント地下鉄
タシュケント地下鉄(タシュケントちかてつ、ウズベク語: Toshkent metropoliteni、ロシア語: Ташкентский метрополитен)は、ウズベキスタンの首都タシュケントで運行されている地下鉄である。中央アジアでは最初の地下鉄である。ソビエト連邦では7番目の地下鉄として、1977年に開業した。タシュケント地下鉄の駅は世界の地下鉄の中でもかなり凝った装飾がなされている。 路線と駅
歴史タシュケント地下鉄の計画は、1966年に発生した大地震から2年後の、1968年に開始された。最初の路線は1972年に着工され、1977年11月6日に9駅で開業した。この路線は1980年に延長され、さらに2番目の路線が1984年に開業した。21世紀に入り、2001年にユヌサバード線、2020年に環状線がそれぞれ開業した。 駅の特徴現時点で、タシュケント地下鉄には全部で43駅あるが、各駅の建築様式と装飾はその駅名を表現している。タシュケント地下鉄の特徴として、各駅がかなり浅い位置に設置されていることがある。いくつかの駅にはエスカレーターが設置されている。7つの駅はタワー様式で、4つの駅がアーチ様式、1つの駅がtower-individual様式である。ウズベキスタンでも有名な建築家や芸術家が駅の設計に参加している。内装の装飾に使われている材料としては、金属、ガラス、プラスチック、花崗岩、大理石、色ガラス、芸術用陶器、彫刻入り石膏などがある。各駅とも芸術作品となっており、あるテーマを中心にしている。 路線![]() タシュケントはかつてソビエト連邦を構成していたウズベキスタンの首都で、200万人以上の人口がある。
車両、その他81-717/714形および81-718.0/719.0形の4両編成の列車が使用され、プラットホームは100 mの長さがある。軌間はロシア規格の1,524 mmで、直流825 ボルトの第三軌条方式である。平均駅間距離は1,400 m、平均速度は46 km/hである。2019年からは81-765/766/767形も運用を開始した。 改札はIC化されており、クレジットカードのコンタクトレス決済でも乗車が可能となっている。 規則以前は駅構内での写真撮影は禁止されていたが、2018年6月にこの規則が改正され撮影が可能になった。また、改札やホームには警察官が常駐しており、改札では鞄などの手荷物を持っているとセキュリティチェックされることもある。 脚注外部リンク |
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