ゼロヨンチャンプ2
『ゼロヨンチャンプ2』 (Zero4 Champ II) は、1993年3月5日にメディアリングよりPCエンジンで発売されたゲーム。ゼロヨンチャンプシリーズ第2作目であり、前作『ゼロヨンチャンプ』(1991年)の続編である。 概要HuCARDとして発売された前作からの続編であり、ストーリーも前作から継承している。 今作ではSUPER CD-ROM²として発売されており、グラフィック・ボリュームなどすべての面で前作を大幅に上回り、前作以上にやり込み度が上がっていてクリアまでのプレイ時間も大幅に増えている。 主人公は前作と同一人物で、ゼロヨン日本一になった主人公が1年間チャンプの座を死守しているところから物語がスタートし、舞台も日本からアメリカに移っている。 登場車種はシリーズ最多でありスポーツカーに限らず軽自動車からRVまでとても幅広い。 ストーリー前作で見事にチャンプであるゼロヨンキングを倒し、ゼロヨン日本一になった主人公。 その後、圧倒的な実力で1年間日本チャンピオンの座を守り続け、名実共にゼロヨンチャンプと言われるまでに成長した主人公だったか、ある日ガンさんと車の整備をしていた最中に麻美から「変な外人がサーキットを荒らし回っていて、その車が早くて誰にも勝てない」との情報を得る。主人公の車は整備中だったのだがキングのトヨタ2000GTを借りて外人とのレースに向かう。 そしてアメリカから来たアメリカ人ドライバー・スティングに日本車をバカにされ、頭にきた主人公は「ことわざの使い方も知らないような外人にバカにされてたまるか!」と言い、レースに挑むもスティングの圧倒的な速さの前に主人公は敗れてしまう。 主人公があまりに遅すぎて、日本のレベルに失望したスティングはアメリカに帰ると言い出した。主人公はもう一度勝負するように頼むが聞き入れてもらえず「どうしても勝負したかったらアメリカまで来なさい」と言われ渡米を決意する主人公。 こうして、移動効率を配慮して前作の車を売り払い(ちなみにゼロヨンチャンプRRでは、この車がNSXと言う設定になっている)、軍資金を手にした主人公は単身でアメリカへと渡米するところから今作の物語がスタートする。 ゲーム内容モード前作と同じくストーリーモード、VS COM、VS 2Pの3モードが用意されているが実質ストーリーモードがメインであり、対戦モードは単なるオマケに過ぎない。
ステージ構成本作はアメリカが舞台であり、アメリカの各州が登場する。ストーリー内でとあるライバルを下し、移動用のモーターホーム(いわゆるキャンピングカー)を手に入れると移動が可能になり、各州を回ってイベントをこなしていくことになる。 本作ではSUPER CD-ROM²の機能を生かし、各州を選択し「説明を聞く」を選ぶと音声によるその州の解説が聞けるようになっているのが大きな特徴である。 以下は本作で選択可能なアメリカの州である。中にはアメリカではない地名も登場する。
登場車種TOYOTA
NISSAN
MAZDA
MITSUBISHI
ISUZU
SUZUKI
HONDA
SUBARU
DAIHATSU
スタッフ
評価
ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では8・7・7・6の合計28点(満40点)[1]、「月刊PCエンジン」では85・85・85・85・85の平均85点(満100点)、「電撃PCエンジン」では85・65・80・85の平均78.75点(満100点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.71点(満30点)となっている[2]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で57位(485本中、1993年時点)となっている[2]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「登場車種はすべてフォルムや性能、内装までも忠実に再現されている」と紹介されている[2]。
関連項目
脚注
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