セルダル・ベルディムハメドフ
セルダル・グルバングルイェヴィチ・ベルディムハメドフ[注釈 1](トルクメン語: Serdar Gurbangulyýewiç Berdimuhamedow、ロシア語: Серда́р Гурбангулы́евич Бердымухаме́дов、1981年9月22日 - )は、トルクメニスタンの政治家。同国第2代大統領グルバングル・ベルディムハメドフの息子。2022年から父の跡を継いで、同国大統領に就任。就任前は、同国外務副大臣を歴任。 経歴1981年9月22日、アシガバートにて誕生。2001年にトルクメン農業大学を卒業[1]。 2001年から2008年まではトルクメニスタン国営食品工業公団経済関係部、青果・酒類専門部に勤務。2001年から2年間は兵役に就いた。2008年から3年間は在ロシア・トルクメニスタン大使館公使参事官、2011年からは在ジュネーヴ・トルクメニスタン大使館公使参事官を歴任。2016年にはトルクメニスタン外務省国際事務局長を務めた[2] また、2014年8月から科学の学位を取得する為にトルクメニスタン科学アカデミーへ入学しており、2015年7月に卒業。同アカデミーから技術科学の博士号を取得している[3]。 2016年、父の故郷であるアハル州の知事に当選[4]。2021年には同国の国家安全保障会議にて、閣僚会議副議長(副首相)に任命。2022年には父であるグルバングルが「若者に権力を移譲する」として、大統領職を辞任。次期大統領選挙が中央選挙管理委員会によって、3月12日に実施。大統領職に出馬し、得票率72.97%で当選した[5]。中央アジアで最初に、アフガニスタンのタリバン政権の外交官を受け入れた[6]。その一方で、タリバンに靡く形で保守化が進んでいるとの指摘や「トルクメニスタンの親タリバン路線が際立っている」といった批判が相次いでおり、専門家の間では「タリバンに同調する姿勢を見せることが狙いではないか」という観方が出始めている点がある[7]。 私生活4人の子供を儲けている。同級生達は彼の事を「控えめで礼儀正しい性格」と語っている[8]。 脚注注釈
出典
|
Portal di Ensiklopedia Dunia