セニヤド・イブリチッチ
セニヤド・イブリチッチ(Senijad Ibričić, 1985年9月26日 - )は、ボスニア・ヘルツェゴビナの元サッカー選手。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に選出されていたが、クロアチア国籍も保持している。現役時代のポジションは主にMFだが、GKを除く全ポジションに対応する究極のユーティリティープレイヤーである。 経歴クラブ幼少期に母国が戦火に見舞われたため、クロアチアで過ごした時期があった。戦後ボスニアに戻り、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦1部リーグ(2部相当)のNKポドグルメチ・サンスキ・モストでキャリアをスタートさせた。ボスニアで1シーズンを過ごした後に、クロアチアリーグのNKザグレブへ移籍。2007-08シーズンに12ゴールをあげる活躍を見せ、シーズン終了後に180万ユーロの移籍金でHNKハイデュク・スプリトに移籍した[1]。 ハイデュク移籍後も攻撃的MF、時にはFWとして活躍を続け、2009年にはクラブと2014年まで契約を延長。移籍金は600万ユーロに設定された[2]。2010年クロアチアカップ準決勝では、最大のライバルであるNKディナモ・ザグレブを自身の決勝点で退け、決勝もHNKシベニクを相手に2戦2得点の活躍で優勝に大きく貢献し、自身初のタイトルを獲得した。2009-10シーズンはリーグ2位となる17得点の活躍で、スポルツケ・ノヴォスティ紙選出のクロアチア最優秀選手賞を受賞した[3]。 2010年8月にはトルコのガラタサライから650万ユーロの移籍金で獲得のオファーがあったが、ハイデュクは1000万ユーロを要求し破談に終わった[4]。2011年1月13日、イブリチッチはロシア・プレミアリーグのFCロコモティフ・モスクワと契約を結んだ。契約期間は3年半。移籍金は500万ユーロで、ハイデュクには彼が次回移籍した際、その移籍金の20%が支払われる[5]。しかしロコモティフ・モスクワではレギュラー定着には至らず、以降はトルコでプレーしている。 代表代表ではミロスラヴ・ブラジェヴィッチが監督に就任した2008年からレギュラーに定着。2010FIFAワールドカップ予選では10試合に出場し、ズヴェズダン・ミシモヴィッチ不在時は背番号10を背負った。2014年7月21日、代表を引退した。 個人成績2011年1月15日現在
代表歴出場大会試合数
出典
外部リンク
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