セキュリティコード
![]() ![]() セキュリティコード(英:Security code)とは、クレジットカード・デビットカード不正使用を防止する為の特殊コード[1]。マスターカードではCard Verification Code (CVC)、VISAではCard Verification Value (CVVまたはCV2)とも呼ぶ。 以下の種類が有る。
セキュリティコードはカードに印刷(あるいは刻印)された標準のカード番号とは区別される。標準のカード番号はその番号が正当であるかどうかを判断するLuhnアルゴリズムに通される。 セキュリティコードはまた、カード会社がセキュリティ確保のために導入している3Dセキュアとも別のものである。これらはカードに印刷も刻印もされないが、決済時にパスワードの入力が必要とされるものである。 CVC/CVV後述するCVKによって計算され、カードに記録されるコードであり、磁気ストライプに格納されたデータが有効でカード会社によって発行されたものであることを証明する役目を果たす。決済後、オンライン処理により発行会社による確認が行われカードの正当性を担保する。ただしカードの磁気ストライプ情報がまるまる複製された場合(=スキミング)は、不正使用を防ぎようがない。 印字位置セキュリティコードはカードの署名欄の隅に印刷された3桁または4桁の数字で、磁気情報としては保持されていない。マスターカード、VISA、ダイナースクラブ、ディスカバーカード、JCB、中国銀聯のクレジットカード(デビットカード)ではCVC2, CVV2, CVV, CID と呼ばれる3桁のコードが署名欄の上に印刷されており、通常それはカード番号のように浮き彫りされていない。
決済時、セキュリティコードは顧客が間違いなくカードそのものを所有していることを確認するために利用される。セキュリティコードはカード自体を見た本人しか知りようがない。このシステムは現在のところクラックされたことはない。 利点セキュリティコードは磁気情報には含まれないため、対面取引においては関与しないが、北米の店舗には対面時にもセキュリティコードを要求するところがある。アメリカン・エキスプレスでは2005年以来、アイルランドや英国などEU諸国で「架空のカードによる取引」を阻止するために行われている。窃盗犯がカードの磁気情報をキャプチャーできない限り、電話やインターネットを使った通信販売で架空のカードは効力を持たず、カード会社にとっては1レベル上のセキュリティが提供される。これによりショップ側はセキュリティコードを視覚的に確認、記録しなければならなくなり、それによりカード所有者に不安を生じさせるかもしれない。 米国のVISAの場合、「架空のカードによる取引」を防ぐため、顧客からコードを伝えられたショップ側は、信用照会と取引が正常に終わればセキュリティコード情報を廃棄することを義務づけられている。このようにもし取引情報のデータベースが漏洩した場合でも、そこにセキュリティコードは含まれておらず、クレジットカードの番号だけでは、さほど有用な情報とはならない。 問題点
CSCコードの生成カードが発行されるとCVV,CVV2,CVC,CVC2のコード値が生成される。コード値は発行会社のみが知っており、カード番号、有効期限、サービスコードを暗号化キー(CVK = Card Verification Keyという)によって符号化、十進化した結果から算出される。 脚注
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