スピアー (プロレス技)![]() スピアー(Spear)[1] は、プロレス技の一種である。スピアー・タックル(Spear Tackle)とも呼ばれる[2]。 概要助走を付けて走り、ラグビーフットボールやアメリカンフットボールのタックルの様に低い姿勢で相手の腹部へ肩、頭からぶつかっていく体当たり技、テイクダウン技である[3]。 スピアーの起源はラグビーで使用されているスピアー・タックルをプロレスに応用したもので、相手に低い体勢で跳びつくと同時に両腕で相手を抱えて持ち上げるものであった[2]。 1980年から1996年までは使用者が少数な繋ぎ技であったが、1997年にアメリカンフットボール選手からプロレスラーに転向したゴールドバーグが使用してから一躍知名度と使用頻度が高まった[2]。ゴールドバーグは「頭を武器とする危険なタックル」と定義している[1]。 主な使用者
派生技ランサルセ近藤修司のオリジナル技。コーナーからスピアーの体勢で相手をキャッチし、スパイン・バスターのように叩きつける技。フットボールタックルそのものであり、軽量の対戦者を中心に失神者が続出した強力な技である。仕掛ける前にはコーナーで足を踏み鳴らして観客をあおる。バリエーションとして、相手の背後から仕掛ける「リバース式」カウンターで相手を掴んで「旋回式」で叩きつけるパターン等がある。牛の突進の意味。 スリングショット・スピアーエプロンに立った状態でセカンドロープを掴み、走り込んでくる相手に対し、トップロープとセカンドロープの間をすり抜けて放つスピアー。ロープの反動と相手の勢いを利用し、抜群のタイミングで繰り出す。 類似技アメリカ出身キャッチ・アズ・キャッチ・キャンレスラーのマーティン・ファーマー・バーンズ(en:Martin Burns)は1912年の著作『Lessons in Wrestling & Physical Culture』で自身が開発した技としてバック・ホールド・ウィズ・ヘッド・アゲンスト・オポーネンツ・チェスト(Back Hold With Head Against Opponent's Chest)というスピアーに似たテイクダウン技を紹介している[4]。 レスリングでも自身の頭を相手の胸や腹に押し付けながらダブルレッグダイブを決めるスピアー・ダブル・レッグ(Spear Double Leg)という技があり[5]、これを遠い間合いから決める場合はスピアーと同様のフォームとなる。 脚注
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