『ストランデッド』(Stranded)は、1973年にリリースされたロキシー・ミュージックのサード・アルバム。
解説
ブライアン・イーノ(テープ、シンセサイザー)に代わって、元カーヴド・エアのエディ・ジョブソン(キーボード、ヴァイオリン)を迎えた最初のアルバムである。また元クォーターマス、ハード・スタッフのジョン・ガスタフソンがサポート・ベーシストとして初参加した。
「アマゾナ」はブライアン・フェリーとフィル・マンザネラ、「ヨーロッパ哀歌」はフェリーとアンディ・マッケイの共作である。フェリー以外のメンバーの名前がアルバム収録曲の作者に記載されたのは、本作が初めてである[注釈 1]。
本作は彼等にとって初めて、全英アルバムチャートの1位を獲得したアルバムになった。「ストリート・ライフ」はシングル・カットされて全英シングルチャート9位に達した。
収録曲
特記なき楽曲はブライアン・フェリー作。
- 「ストリート・ライフ」 - "Street Life" 3:29
- 「君の如く (ジャスト・ライク・ユー)」 - "Just Like You" 3:36
- 「アマゾナ」 - "Amazona" (フェリー、フィル・マンザネラ) 4:16
- 「祈り」 - "Psalm" 8:04
- 「セレナーデ」 - "Serenade" 2:59
- 「ヨーロッパ哀歌」 - "A Song for Europe" (フェリー、アンディ・マッケイ) 5:46
- 「マザー・オブ・パール」 - "Mother of Pearl" 6:52
- 「日没」 - "Sunset" 6:04
カヴァー
パーソネル
ロキシー・ミュージック
アディショナル・ミュージシャン
- クリス・ローレンス - ストリング・ベース (「日没」)
- ロンドン・ウェルシュ・メイル・クワイア - コーラス (「祈り」)
スタッフ
脚注
注釈
- ^ 本作以前に発表されたロキシー・ミュージックの楽曲は、デビュー・シングル『ヴァージニア・プレイン』とセカンド・シングル『パジャマラマ』のそれぞれのB面に収録されたマッケイ作のインストゥルメンタルを除いて、全てフェリーの単独作だった。
出典
引用文献
- Buckley, David (2004). The Thrill of It All: The Story of Bryan Ferry & Roxy Music. London: Andre Deutsch. ISBN 0-233-05113-9
外部リンク