スチームワールドクエスト
『スチームワールドクエスト』(原題:SteamWorld Quest: Hand of Gilgamech)は、スウェーデンのゲーム開発会社Image & Formが開発したRPG。同社が手掛ける「スチームワールド」シリーズの第5作目。 概要邪悪な怪物・ベヒーモスを倒した英雄・ギルガメカ(Gilgamech)の伝説が残る世界を舞台に、ロボットの仲間たちが「闇の君主」(Dark Lord)なる人物の軍団・ボイド隊(Void army)などと対峙しながら冒険を繰り広げる。スチームワールドシリーズではスチームパンクの要素を軸にしつつ作品ごとに世界観やゲームのジャンルを変えているが、本作は西洋ファンタジーの世界を舞台としたRPGで、敵との戦闘シーンではトレーディングカードゲームの仕組みを採用している。 プロデューサーのBrjánn Sigurgeirssonは本作を制作する上で、『ロックマンエグゼ』シリーズ、『バテン・カイトス』シリーズ、『Fate/Grand Order』などのゲームソフトに触発されたとしている[6]。また、西洋ファンタジーの世界観についてはSigurgeirssonが昔から気に入っているというロブ・ライナー監督のアメリカ映画『プリンセス・ブライド・ストーリー』の影響があり、父親が息子に物語を読み聞かせるくだりから本編が始まるという本作冒頭の流れは、この映画の冒頭シーンと類似している[7]。 システム戦闘システム戦闘には、後述の仲間キャラクターの中から最大3人が参加する。各キャラクターは、それぞれが所持する専用カードの中の8枚で構成したデッキを用いる。戦闘は仲間側のターンと敵側のターンが交互に繰り返される。 カードは全仲間キャラクターのものが混ざった状態で積まれ、戦闘開始時に6枚が場に並ぶ。この中から1ターン内で最大3枚を使用し、次のターンで使用枚数分が補充される。また、場にある任意のカードを1枚破棄して新たなカードを引く「リドロー」を1ターンで2回まで行うことができる。なお、同キャラクターのカードを1ターンで3枚使用すると4枚目の特殊カードが自動的に追加される「ヒーローチェイン」が発動する。このヒーローチェインの内容は対応キャラクターが装備している武器の種類により異なる。またこれとは別に、一部のカードは、他のキャラクターのカードと組み合わさることにより追加効果を得る「チームタグコンボ」が発動する。 カードの種類は、通常攻撃用の「ストライク」、能力強化用の「アップグレード」、SP(スチームパワー)の値を一定数消費して用いる「スキル」の3つに大別される。SPは基本的に「ストライク」「アップグレード」使用時に1つずつ溜まり、仲間全員で共有される。また、多くのカードは、物理、炎、氷、雷、闇の5つの属性と関係している。 戦闘内では、回復アイテムや補助アイテムを使用することもできる。アイテムはカードと同様に1枠を使用する。 その他のシステム
仲間キャラクター
脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia