ジュディス・ヒル
ジュディス・ヒル(Judith Hill、1984年5月6日 - )は、アメリカ合衆国の歌手。カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。 経歴父はアフリカ系アメリカ人ベーシスト、ロバート・ヒル(Robert "Pee Wee" Hill)、母は東京出身の日系移民ピアニスト、ミチコ・ヒル(Michiko Hill)。父と母は1970年代にファンク・バンドでの活動を通じて知り合った。彼女は英語と日本語を話すことができ、どちらの言語でも歌うことができる[1]。敬虔な音楽一家で育つ。 カリフォルニア州南部にあるバイオラ大学で音楽(作曲)の学位を取得した後、2007年、フランスへ渡りフランス人歌手のミッシェル・ポルナレフの公演に参加。その後、アメリカに帰国しシンガーソングライターとしてのキャリアをスタートさせる。2009年、マイケル・ジャクソンのカムバック・ツアー「THIS IS IT」のデュエット・パートナーとして採用され、2009年6月25日のマイケル・ジャクソン逝去まで数ヶ月間練習を積んだ[2]。 マイケル・ジャクソン逝去に伴い上記ツアー中止。残りのツアー・メンバーとともに2009年7月7日にロサンゼルスのダウンタウンにあるステイプルズ・センターで催されたマイケルジャクソン追悼式典に参加。同式典でクライマックスの1つである「ヒール・ザ・ワールド」のリードボーカルの大役を務め世界的な注目を浴びた。全世界でおよそ10億人が彼女の歌声を聞いたとされる。[3][4] ツアーでジャクソンとデュエットで歌う予定であった「I Just Can't Stop Loving You」に因み、ジャクソンへのトリビュート曲「I Will Always Be Missing You」を発表。2009年終盤より彼女のウェブサイトで無料ダウンロードが開始され、2010年1月26日、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のDVD発売と同日にiTunesで配信され、全ての収益金が「Childhelp」に寄付されることとなった。 『アメリカズ・ゴット・タレント』シーズン6優勝者のランダウ・ユージン・マーフィ・ジュニアのデビュー・アルバム『That's Life』でコラボレートした。 2012年、サンダンス映画祭でプレミア上映されたスパイク・リーの映画『Red Hook Summer』に彼女が作曲したオリジナルのバラードが多数使用された。リーは『ローリング・ストーン』誌に「彼女は驚異的才能がある。彼女はどんな大物とも歌うことができる」と語った[5]。 『ザ・ヴォイス』オーディション番組『ザ・ヴォイス』第4シーズンに参加。2013年3月25日に最初のエピソードが放送され、クリスティーナ・アギレラの「What a Girl Wants」を歌い、アダム・レヴィーン、シャキーラ、アッシャー、ブレイク・シェルトンの4人の審査員全員が「I Want You」ボタンを押して椅子が回転した。苦渋の決断により、チーム・アダムを選択。「彼女はグラミー賞を獲得するようなスーパースターになる。そのために彼女は僕のチームを選んだ」とアダムは語った。 バトル・ラウンドでは「It's a Man's Man's Man's World」を歌いカリナ・イグレシアスと対決。この対決は2012年のアマンダ・ブラウン対トレヴィン・ハントの「Vision of Love」と並び『ザ・ヴォイス』史上最高の対決の1つとされる。アダムは彼女を次のノックアウト・ラウンドに進ませた。ノックアウト・ラウンドではオーランド・ディクソンと対決し勝利した。これにより上位16位に残り、生放送に切り替わった。最有力候補とみられていたが、上位8位の演奏後の2013年5月28日に敗退。上位8位での彼女とチームメイトのサラ・サイモンズの敗退は『ザ・ヴォイス』史上最も衝撃的な出来事の1つとされる[6]。 『ザ・ヴォイス』での演奏曲
『バックコーラスの歌姫たち(原題:20 Feet from Stardom)』2013年6月14日、アメリカで公開されたドキュメンタリー映画『バックコーラスの歌姫<ディーバ>たち(原題:20 Feet from Stardom )』に彼女および何人かのバックアップ・シンガーが出演。2013年1月のサンダンス映画祭で初公開された[7]。 ディスコグラフィスタジオ・アルバム
シングル
サウンドトラック
脚注
関連項目外部リンク
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