ジャネット・マスリン
ジャネット・R・マスリン(Janet R. Maslin、1949年8月12日 - )は、アメリカの女性ジャーナリストで、ニューヨーク・タイムズ紙の映画・文芸評論家として知られている[1]。 1977年から1999年までタイムズ紙の映画評論家として、2000年から2015年まで文芸評論家として活躍した。 2000年にはニューヨーク州プレザントヴィルのジェイコブ・バーンズ・フィルム・センターの設立に貢献した。彼女はその理事会の会長にも就任している[2][3]。 経歴1970年にロチェスター大学で数学の学士号を取得した後[4]、ボストン・フェニックス紙のロック音楽評論家としてキャリアをスタートさせ、同紙の映画専門編集長と評論家になった。また、ローリング・ストーン紙でフリーランサーとして働き、ニューズウィーク誌でも働いた[5]。 1977年にニューヨーク・タイムズ紙の映画評論家となり、1994年12月1日からヴィンセント・キャンビーに代わって主席映画評論家となった[5]。そして、1999年までタイムズ紙での映画批評を続けた。 彼女の映画評論家としてのキャリアは、アメリカのインディペンデント映画も含め、ドキュメンタリー映画『For the Love of Movies: The Story of American Film Criticism』(2009年)で紹介されている。このドキュメンタリーの中で、エンターテインメント・ウィークリー誌の批評家であるリサ・シュワルツバウムは、ニューヨーク・タイムズ紙の評論家のチーフに女性が就任したことに対する興奮を振り返っている。 1994年から2003年まで、J・マスリンはテレビ番組『チャーリー・ローズ』にゲストとして頻繁に出演し、その時々の映画についての洞察や、アカデミー賞の予想などを行った。 マスリンは現在もニューヨーク・タイムズ紙の書評を担当している[6]。彼女の書評には、当時無名の犯罪作家を熱心に発掘したり、エレナ・フェッランテの小説に対するアメリカ初の評価や、未亡人となったジョイス・キャロル・オーツの回想録『A Widow's Story』に対する2011年のエッセイがある(このエッセイは、オーツのファンの一部を怒らせたことがある)[7][8]。
脚注
外部リンク
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