ジャクソン郡 (コロラド州)
ジャクソン郡(ジャクソンぐん、英: Jackson County)は、アメリカ合衆国コロラド州の北部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は1,394人であり、2000年の1,577人から11.6%減少した[1][2]。コロラド州で4番目に人口の少ない郡である。郡庁所在地はウォルデン(人口608人[3])であり[4]、同郡で人口最大かつ唯一の法人化された町でもある。 歴史ジャクソン郡は、ノースパークと呼ばれる標高が高く比較的広い山間の盆地にあり、盆地の広さは1,613平方マイル (4,180 km2) ある。この盆地は北のワイオミング州の方向に開いており、西はパーク山脈、南はラビットイアーズ山脈とネバーサマー山脈、東はメディシンボウ山脈に囲まれている。標高は7,800フィート (2,377 m) から12,953フィート (3,948 m) まで変化し、ノースプラット川の水源がある。ノースパークの「パーク」という言葉はフランス語の parc から来ており、動物の保護地を意味している。ノースパークはかつてシカ、アンテロープ、およびバッファローの群れで溢れていた。あまりに多くのバッファローが生息していたので、ユト族インディアンがここを「ブルペン」(牛の囲い場)と呼んでいた。現在ではシカ、エルクおよび牛が生息している。 1861年11月1日にコロラド準州によって創設された最初の17郡の1つにラリマー郡があり、ジャクソン郡はそこから1909年に分離して設立された。これより以前、ラリマー郡とグランド郡の双方がノースパークの領有を主張していた。当初はユト族とアラパホ族の狩猟場に過ぎなかったので、ノースパークに注意を払う者はほとんどいなかった。インディアンはこの土地を懸命に守り、白人開拓者は敢えて入ろうとはしなかった。ノースパークで貴重な鉱物が発見されると、グランド郡はそこから得られる収入を望んで、郡の一部だと主張した。グランド郡の郡庁所在地はラリマー郡のそれよりもノースパークに近く、公的な手続きは全て郡庁でやる必要があったために、住民はあまり気にしていなかった。しかし、ラリマー郡も領有を主張したためにその決着はコロラド州最高裁判所まで持ち上げられた。1886年、裁判所はラリマー郡に有利な判決を下した。これに不満を抱いた現ジャクソン郡の住人は独自の郡を作るべく運動し、1909年になってジャクソン郡が創設された。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は1,620.95平方マイル (4,198.2 km2)であり、このうち陸地は1,613.21平方マイル (4,178.2 km2)、水域は7.74平方マイル (20.0 km2)で水域率は0.48%である[5]。郡内には広さ71,000エーカー (290 km2) のコロラド州有林がある。 隣接する郡
人口動態
州立森林と公園
国立野生生物保護区
国有林と原生地
国立トレイル
自転車道
景観道路
脚注
外部リンク
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