ジェームズ・マクドナルド (競馬)
ジェームズ・マクドナルド(英語: James McDonald、1992年1月6日 - )は、ニュージーランドの騎手である。 来歴父の厩舎で見習い騎手となり、2007年8月にニュージーランドで初勝利を挙げる。翌年の4月にはスペシャルミッションでブリーダーズステークスを制してデビュー年でG1初制覇を果たした[1]。 2年目となった2008/2009年シーズンには、ニュージーランドオークスを含む125勝を挙げて[注 1]、17歳という若さでニュージーランドのチャンピオンジョッキーに君臨する快挙を成した[1]。 2010/2011年シーズンには、リサ・クロップが保持したニュージーランドのシーズン最多勝記録を10勝も上回る207勝を記録して更新して2度目のチャンピオンジョッキーとなった[1]。 その後はオーストラリアへと主戦場を移すこととする。2013年4月にはイッツアダンディールでオーストラリアンダービーを優勝[1]。 続いて2013/2014年シーズンでは、イッツアダンディールでクイーンエリザベスステークス、モスファンでゴールデンスリッパーステークス、ライジングロマンスでオーストラリアンオークスを優勝するなどの活躍を見せて、ニューサウスウェールズ州の主要競馬場におけるリーディンクジョッキーを獲得した[1]。 上記の活躍が認められたことで、2015年3月にゴドルフィンのオーストラリアにおける主戦騎手として抜擢される。ハートネルでザBMW、コントリビューターでランヴェットステークスとゴドルフィンの所有馬でG1制覇。また、日本調教馬のリアルインパクトに騎乗してジョージライダーステークスを優勝した[1]。 2015/2016年シーズンには、再びリーディングジョッキーとなった[1]。 2016年11月15日、自身の騎乗馬の馬券を購入する競馬賭博に関与したことが発覚。18カ月の資格停止処分を受ける[1][2]。 2018年5月16日に騎手として復帰。復帰初戦をクリス・ウォーラー厩舎のコーマックで優勝。これ以降ウォーラー厩舎との繋がりが色濃くなった。10月のコーフィールドギニーをウォーラー厩舎のジオータムサンで優勝して復帰後初のG1制覇を挙げた[1]。 2018/2019年シーズンは2位に27勝もの大差を付けてリーディングジョッキーを獲得して完全復活を証明した[1]。 2020/2021年ジーズンでは、ネイチャーストリップでTJスミスステークス、ベリーエレガントでランヴェットステークスなど勝利して、ニューサウスウェールズ州でのG1勝利数は6つとなった。また、3シーズン連続でリーディングジョッキーとなった[1]。 2024年6月2日、日本の安田記念をロマンチックウォリアーで制してJRA初勝利を挙げた[3]。 2024年12月15日、沙田競馬場9Rにて騎乗していたスイフトアセンドの進路を求め外へ馬を出したところ、外を走っていた別の馬を押し出し、更にその後ろを走っていたジョイフルハンターがつまずき転倒、鞍上のライル・ヒューイットソンが落馬する事故を引き起こしたため、6万香港ドルの罰金処分及び12月26日から翌2025年1月16日(開催7日間)までの間の騎乗停止処分を受ける[4][5]。 主な勝ち鞍日本
イギリス
オーストラリア
ニュージーランド
香港
成績日本
脚注注釈出典
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