シーニゲ・プラッテ鉄道シーニゲプラッテ鉄道(ドイツ語: Schynige Platte-Bahn、英語: Schynige Platte Railway)は、スイス、ベルン州、ベルナーオーバーラント地方のヴィルダースヴィルとシーニゲプラッテ間を結ぶ登山鉄道である。ユングフラウ地方に路線網を展開するユングフラウ鉄道グループのベルナーオーバーラント鉄道の路線のひとつであるが、通称シーニゲ・プラッテ鉄道と呼ばれている。1893年に開通した登山電車で、標高差約1380mを50分で結んでいる。 ヴィルダースヴィルはインターラーケン近郊の村で、トゥーン湖とブリエンツ湖に近い。標高1967mのシーニゲプラッテからは、アイガー、メンヒ、ユングフラウをはじめ、ベルナーアルプスの眺望が広がる。シーニゲプラッテ駅付近には、約600種類の高山植物が栽培されているスイス有数のシーニゲプラッテ高山植物園がある。 2016年からスイストラベルパスを持っていれば、追加料金無しで利用できる区間となり、旅行者の便宜が高まった。年に数回、120年以上の伝統を受け継ぐ蒸気機関車の特別運行が実施されている。 歴史
運転シーニゲプラッテ鉄道は、ヴィルダースヴィルで、インターラーケン~グリンデルワルト/ラウターブルンネン間を結ぶベルナーオーバーラント鉄道に接続する。 路線の総延長は約7kmで、軌間は800mmのラック式鉄道である。ラックレールはリッゲンバッハ式で、標高差約1380m、最大勾配250パーミルの区間をのぼる。 冬期は運行休止し、通常は、5月末~夏季~10月中旬まで運行する。ラウターブルンネン~クライネ・シャイデック~グリンデルワルト間を運行するヴェンゲルンアルプ鉄道から移籍した車両を所有しており、開業当時からの蒸気機関車も継続使用している。 所有機関車
参考文献
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