シロミミキジ
シロミミキジ(白耳雉、Crossoptilon crossoptilon)は、キジ目キジ科ミミキジ属に分類される鳥類。ミミキジ属の模式種。別名シロカケイ。 分布
インド北部、中華人民共和国(チベット自治区南東部)[1][2] 形態全長86-96センチメートル[1]。翼長オス27.2-34センチメートル、メス26.5-30.8センチメートル[2]。体重オス1.8-2.8キログラム、メス1.6-2キログラム[2]。尾羽の枚数は20枚で、中央部の尾羽は房状にならない[2]。頬から後頭にかけて羽毛がやや伸長する[1]。ミミキジ属の属名Crossoptilon、および種小名crossoptilonは「房状の羽」の意で、頬から伸長する羽毛に由来する[2]。また和名や英名earedはこの羽毛が耳のように見えることに由来する[2]。しかし本種の羽毛は属内では発達せず不明瞭[2]。頭頂の羽衣は黒い[1]。尾羽は紫みを帯びた白や灰色で、先端は青緑色[2]。 顔には羽毛が無く、赤い皮膚が裸出する[1]。虹彩は橙色[2]。嘴は赤みを帯びた黄色[2]。 卵は長径6センチメートル、短径4.2センチメートル[2]。殻は淡灰色や淡褐色、灰緑色[2]。
胴体の羽衣は白く、翼は暗灰色[2]。
全身の羽衣は淡灰色、腹部の羽衣は白い[2]。
全身の羽衣は白い[2]。
全身の羽衣は灰色や青灰色、腰の羽衣や尾羽基部の上面を被う羽毛(上尾筒)は白い[2]。 分類亜種チベットシロミミキジを独立種とする説もある[1][2]。
生態標高3,000-5,000メートルにある森林などに生息する[1]。冬季になると標高2,400-2,800メートル周辺まで移動する[1]。 繁殖形態は卵生。木の根元に卵を産んだ例があり、4-7回の卵を産む[2]。抱卵期間は24-25日[2]。 人間との関係開発による生息地の破壊、食用や飼育、剥製目的の乱獲などにより生息数は減少している[1]。 参考文献関連項目外部リンク
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