シリーズ民間日本学者(みんかんにほんがくしゃ)は1986年から1995年にかけ、リブロポートで刊行された評伝シリーズ。1998年に版元が活動停止した後に、一部は増補・改訂し他社で再刊された。
刊行一覧
- 『小泉八雲 その日本学』 高木大幹、1986
- 『石井研堂 庶民派エンサイクロペディストの小伝』 山下恒夫、1986
- 『出口王仁三郎 屹立するカリスマ』 松本健一、1986
- 増補『出口王仁三郎 屹立する最後の革命的カリスマ』書籍工房早山、2012
- 『牧野富太郎 私は草木の精である』 渋谷章、1987
- 『牧野富太郎 私は草木の精である』平凡社ライブラリー、2001
- 『柳宗悦 美の菩薩』 阿満利麿、1987
- 増補『柳宗悦 美の菩薩』ちくま学芸文庫、2019
- 『添田唖蝉坊・知道 演歌二代風狂伝』 木村聖哉、1987
- 『長谷川伸 メリケン波止場の沓掛時次郎』 平岡正明、1987
- 『長谷川伸はこう読め! メリケン波止場の沓掛時次郎』彩流社、2011
- 『辻まこと・父親辻潤 生のスポーツマンシップ』 折原脩三、1987
- 『辻まこと 父親辻潤』平凡社ライブラリー、2001
- 『今和次郎 その考現学』 川添登、1987
- 増補『今和次郎 その考現学』ちくま学芸文庫、2004
- 『田村栄太郎 反骨の民間史学者』 玉川信明、1987
- 『石川三四郎 魂の導師』 大原緑峯、1987
- 『石川三四郎 魂の導師』 大澤正道、虹霓社、2020
- 『花田清輝 二十世紀の孤独者』 関根弘、1987
- 『E.S.モース <古き日本>を伝えた親日科学者』 太田雄三、1988
- 『伊波月城 琉球の文芸復興を夢みた熱情家』 仲程昌徳、1988
- 『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』 富岡幸一郎、1988
- 『内村鑑三』五月書房、2001/中公文庫、2014
- 『保科五無斎 石の狩人』 井出孫六、1988
- 『小笠原秀実・登 尾張本草学の系譜』 八木康敞、1988
- 『きだみのる 放浪のエピキュリアン』 新藤謙、1988
- 『一戸直蔵 野におりた志の人』 中山茂、1989
- 『夢野久作 迷宮の住人』 鶴見俊輔、1989
- 『夢野久作 迷宮の住人』双葉文庫「日本推理作家協会賞受賞作全集」、2004
- 新編『ドグラ・マグラの世界/夢野久作 迷宮の住人』講談社文芸文庫、2024
- 『野尻抱影 聞書"星の文人"伝』 石田五郎、1989
- 『星の文人 野尻抱影伝』中公文庫、2019
- 『井上剣花坊・鶴彬 川柳革新の旗手たち』 坂本幸四郎、1990
- 『永井荷風 その反抗と復讐』 紀田順一郎、1990
- 『紀田順一郎著作集 第7巻 日記の虚実 永井荷風―その反抗と復讐』三一書房、1998
- 『B.H.チェンバレン 日欧間の往復運動に生きた世界人』 太田雄三、1990
- 『H・ノーマン あるデモクラットのたどった運命』 中野利子、1990
- 『外交官E. H.ノーマン その栄光と屈辱の日々』新潮文庫、2001
- 『島木健作 義に飢ゑ渇く者』 新保祐司、1990
- 『高群逸枝 霊能の女性史』 河野信子、1990
- 『辰巳浜子 家庭料理を究める』 江原恵、1990
- 『今村太平 孤高独創の映像評論家』 杉山平一、1990
- 『猪谷六合雄 人間の原型・合理主義自然人』 高田宏、1990
- 『猪谷六合雄 人間の原型・合理主義自然人』平凡社ライブラリー、2001
- 『暉峻義等 労働科学を創った男』 三浦豊彦、1991
- 『正岡子規 創造の共同性』 坪内稔典、1991
- 『子規とその時代 坪内稔典コレクション 第2巻』沖積舎、2010
- 『黒岩涙香 探偵実話』 いいだもも、1992
- 『私語り樋口一葉』 西川祐子、1992
- 増補『私語り樋口一葉』岩波現代文庫、2011
- 『鈴木悦 日本とカナダを結んだジャーナリスト』 田村紀雄、1992
- 『山崎延吉 農本思想を問い直す』 安達生恒、1992
- 『三世井上八千代 京舞井上流家元 祇園の女風土記』 遠藤保子、1993
- 『森銑三 書を読む"野武士"』 柳田守、1994
- 『吉屋信子 隠れフェミニスト』 駒尺喜美、1994
- 『竹内好 ある方法の伝記』 鶴見俊輔、1995
- 増補『竹内好 ある方法の伝記』岩波現代文庫、2010
- 『比屋根安定 草分け時代の宗教史家』 寺崎暹、1995
- 『中井正一 新しい「美学」の試み』 木下長宏、1995
- 増補『中井正一 新しい「美学」の試み』平凡社ライブラリー、2002